【ニュース】 トラストパークなど、「中ノ島公園」指定管理業務を通じた中山間地域の活性化推進プロジェクトを開始 福岡県那珂川市

2020.04.09
全国で時間貸し駐車場の運営を手掛けるトラストパーク株式会社(福岡市博多区、山川修社長)は、福岡県那珂川市(武末茂喜市長)より、清流那珂川の上流に位置する「中ノ島公園」の指定管理者に選定され、2020年4月5日に営業を開始した。

同社と、株式会社南畑ぼうぶら会議(福岡県那珂川市、添田繁昭社長)、株式会社justa(福岡県那珂川市、田口浩社長)が連携し、中山間地域の活性化に向けた施設運営管理を行う。
業務期間は令和2年4月1日~令和7年3月31日の5年間。

中山間地域とは、日本における地域区分のひとつで、平野の外縁部から山間地にかけての地域を指し、日本の国土面積の約7割を占めている。

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同施設は、「魅力ある観光地としての観光交流、中山間と都市との交流によるまちづくり、中山間地域の活性化等」を目的として設置された那珂川市の公共施設。
地域の魅力(地域資源)・地域コミュニティへとつながるハブ機能を有した「南畑地域活性化の中核施設」を目指す。

また、シェアリングエコノミーにより地域資源を活用し、「中山間地域ならではの体験コンテンツ」を創造。
交流・関係人口の増加を目的として、地域の価値や地方の魅力を発信し、地域・広域連携の促進を図る。
加えて、同社のグループ会社で同市で温泉施設を運営している「源泉野天風呂 那珂川清滝」と、キャンピングカー製造・販売・レンタルを行っている「株式会社RVトラスト」とも連携、地域の滞在・観光・交流人口増加に向けて取り組むとしている。

「中ノ島公園」は、自然にできた中州をそのまま活かした自然公園で、かわせみの里(生産物直売所)、四季彩館(公園管理センター)、農産物処理加工所で構成。
春には桜が美しく咲きほこり、夏には国の天然記念物の源氏ホタルが見られ、小さな子どもでも安心して川遊びができるとしている。

「かわせみの里」は、園内にある生産物直売所で、新鮮な地元産野菜や手作りの惣菜、地元パン屋さんのパンなど、様々な商品が並ぶ。
那珂川市の農家が愛情たっぷりに育てた新鮮野菜や四季折々の農産物など、丹精込めて作った商品を提供。

「四季彩館」には会議室や多目的室、展示室があり、レクリエーションや研修、イベントなどで利用可能(利用には要予約)。

「農産物処理加工所」は中ノ島公園農林産物処理加工所利用組合によって利用されている。

「中ノ島公園」(中ノ島公園、かわせみの里、四季彩館、農産物処理加工所)の所在地は福岡県那珂川市大字市ノ瀬445-1、交通は博多南駅より「かわせみバス 南畑線 路線番号⑥」に乗車、「中ノ島公園前」バス停下車、所要時間約23分。
開園時間は8時30分~18時、休園日は毎週月曜日(時期により変更の可能性あり)。