【ニュース】 二戸市の事業者団体、フードダイバーシティ宣言、ヴィーガンやハラールなどに対応 岩手県二戸市

2020.01.08
二戸市はこのほど、同市内の事業者団体がフードダイバーシティを宣言、ヴィーガンやハラールなどに対応すると発表した。

ベジタリアン(ヴィーガン含む)は全世界に9億人、イスラム教徒(ハラール)・ユダヤ教徒(コーシャ)は全世界で約18億人とも言われている。
日本では、これらの人々の食の禁忌に対する理解不足や対応の遅れにより、消費の大きな機会損失、訪日満足度の低下が問題視されており、中でもヴィーガンに対応することは、様々な食の禁忌に対応することにもつながるため、世界的にもヴィーガン対応レストランのニーズが増えているという。

同市は平成30年度より「にのへ型テロワール」事業に取り組んでおり、地域経済牽引企業(南部美人、小松製菓)と連携協定を締結、各種事業を推進している。

今回の宣言は、市内企業における食の多様性対応を推進し、今後増えていく訪日外国人に「東京2020+1都市」として選ばれることを目指すため(=インバウンド)、また市内食産品の世界展開を目指すため(=輸出)、地域経済牽引企業を中心とした市内民間業者によって行われたもの。
行政(二戸市、岩手県北広域振興局、JETRO)とも連携し、多文化多様性を受容できる都市を目指すという。