【ニュース】 松浦鉄道と佐川急便、「松浦」駅~「潜竜ヶ滝」駅間で荷物を旅客列車で輸送する貨客混載事業を開始 長崎県佐世保市

2019.11.28
松浦鉄道株式会社(長崎県佐世保市、今里晴樹代表)とSGホールディングスグループの佐川急便株式会社(京都市南区、本村正秀社長)は11月27日、荷物を旅客列車で輸送する貨客混載事業を開始した。

事業区間は松浦鉄道西九州線「松浦」駅(長崎県松浦市)~「潜竜ヶ滝」駅(長崎県佐世保市)間の31km。
佐世保市江迎町の宅配荷物を、同区間を運行する旅客列車のスペースを活用し、貨客混載輸送を実施する。

佐世保市江迎町での宅配荷物の配達はこれまで、朝に佐川急便平戸営業所を出発した3台の集荷・配達車両のうち2台が午後に同営業所に到着した荷物を受け取るために帰り、同営業所で積み込んだ後、再度配達に向かっていた。

貨客混載開始後は、同営業所から「松浦」駅前まで荷物を電動自転車で輸送、佐川急便担当者が専用カーゴに積み込み、「潜竜ヶ滝」駅で同じく佐川急便担当者が専用カーゴから取り降ろし、佐世保市江迎町での配達を行う。
これにより、朝に佐川急便平戸営業所を出発した3台の集荷・配達車両は、午後に同営業所に到着した荷物を受け取るために帰る必要がなくなるという。