【ニュース】 食品製造・販売の沼田、全国の宿泊施設を対象にイスラム教徒の迎え入れを支援する「ムスリムおもてなしサービス」を12月2日より開始 静岡県三島市

2019.11.22
食品の製造・販売を手掛ける有限会社沼田(静岡県三島市、沼田豊一郎代表)は、全国の宿泊施設を対象にムスリム(イスラム教徒)の迎え入れを支援する「ムスリムおもてなしサービス」を12月2日より開始する。
同サービスは、2019年7月に中小企業庁より承認を得た経営革新計画に基づき、推進するもの。

一般的に宿泊施設が認証機関よりハラール認証を得てムスリムを受け入れるには、専用キッチンの新設やイスラム教徒の雇用が必要。
これには数百万円から数千万円の初期投資が求めらるという。

一方、「ムスリムフレンドリー」という考え方は、「ムスリムの文化や考え方を理解した上で、各々が提供可能な範囲内でサービスを提供すること」を意味する。
この方法であれば、数万円規模の初期投資からムスリム対応を始めることができるとしている。

今回同社が開始する同サービスは、宿泊施設でのハラール対応の企画から実行までを支援するトータルサービス。
「おもてなし」のノウハウ提供から資材・食材の手配までを同社がまとめて支援する。
まずは数万円からはじめられる「ムスリムフレンドリー」で対応を進め、宿泊客数の増加に応じて「ハラール認証」の取得を目指すスモールスタート方式で、ムスリム対応を推進するという。