【ニュース】 JR東日本秋田支社など、「あきた角館 西宮家」など3つの蔵を改装、2020年3月16日に3施設を同一ブランドの宿泊施設として開業 秋田県仙北市

2019.11.15
仙北市、DMO候補法人一般社団法人田沢湖・角館観光協会、東日本旅客鉄道株式会社秋田支社の3者は、今年5月7日に締結した連携協定に基づき、JR東日本秋田支社が仙北市所有の「あきた角館 西宮家」の2つの蔵と仙北市角館伝統的建造物群保存地区に近接する飲食店の蔵を改装、計3施設を同一ブランドによる宿泊施設として2020年3月16日に開業する。
事業主体は東日本旅客鉄道株式会社、運営会社はJR東日本グループの秋田ステーションビル株式会社。

同宿泊施設のコンセプトは「KURA STAY」。
蔵の使用背景に関連した「営みが保存された蔵」で当時の暮らしを体験できるという。

施設名称は「和のゐ 角館」。
「歴史ある日本の文化・暮らしを体験する宿」を意味し、暮らしを表す「居」に日本古来の文字で変体仮名の「ゐ」を用いることで歴史性を表現した。

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各蔵のうち、「西宮家武士蔵」(西宮家旧前蔵)の所在地は秋田県仙北市角館町田町上丁11-1。
建設は1919年(大正8年)、延床面積は約150㎡、構造・規模は木造・2階建て、定員は6名。
「西宮家」の先祖は高名な武士で、蔵は武士の文化や暮らしなど往時の営みを感じることができる空間。
実際に触れられる武士の道具も設え、時代を越境する体験を楽しめるとしている。

「西宮家ガッコ蔵」(西宮家旧ガッコ蔵)の所在地は秋田県仙北市角館町田町上丁11-1。
建設は1919年(大正8年)、延床面積は約101㎡、構造・規模は木造・2階建て、定員は4名。
ガッコ(漬物)を貯蔵するのに使用されていた蔵の歴史を大切にし、漬物にまつわる道具等を空間デザインのアイテムやモチーフとして展開、食体験も楽しめるという。

「反物蔵」(旧飲食店しちべぇ)の所在地は秋田県仙北市角館町横町15。
建設は江戸時代末期、延床面積は約186㎡、構造・規模は木造・2階建て、定員は6名。
武家屋敷通りのすぐ手前という恵まれた立地にあり、元々反物屋であったと伝達されている歴史に着目し、反物や道具がインテリアとしてディスプレイされたユニークな空間を楽しめるとしている。