【ニュース】 柏ITS推進協議会、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅~東京大学柏キャンパス間約2.6kmで自動運転バスによる営業運行実証実験を11月1日より5ヵ月間実施 千葉県柏市

2019.10.25
柏ITS推進協議会(千葉県柏市、会長:東京大学生産技術研究所・須田義大教授)は、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅から東京大学柏キャンパス間の約2.6kmの一部区間で、自動運転バスによる営業運行実証実験を2019年11月1日~2020年3月31日の5ヵ月間、実施する。

自動運転に関する技術開発が進む中、短期間の実証実験は多く行われているが、長期間の実施による実用運行を想定した運行方法やオペレート、点検保守に関する検証を行っている例は少ない状況。

同実証実験は、自動運転でのバス事業の営業運行を目指し、運行時の課題把握、対応方法の検証を目的としたもの。
国土交通省が選定するスマートシティモデル事業・先行モデルプロジェクトの「柏の葉スマートシティコンソーシアム」の事業の1つに位置付けられている。

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自動運転バスは、一般車両が走行する公道約2.3kmと、東京大学柏キャンパス内0.3kmの合計2.6kmの一部区間を5ヵ月間運行。
車両は、先進モビリティ株式会社(東京都目黒区、青木啓二代表)が開発した自動運転システム搭載の事業用車両バス(緑ナンバー)を使用し、営業運行は東武バスイースト株式会社(千葉県柏市、金井応季社長)が行う。
自動運転はレベル2で、システムが縦方向及び横方向両方の車両運動制御のサブタスクを限定領域で実行する。

今回の結果から、レベル4以上を見据えた走行性・安全性を評価し、検証結果を踏まえた新たな自動運転バス車両の開発も想定しており、同実証実験終了後も新車両を導入し、継続的に実証実験を行っていく予定としている。

実証実験の期間は2019年11月1日~2020年3月31日(天候・災害・道路状況などの理由により運行を中止する場合あり)。
運行時間帯は11時~15時のうち4便を予定(うち1便は特別便)。
使用車両は日野自動車リエッセをベースにした自動運転車両(一般貸切運行)、乗客定員は17名。
乗車対象者は東京大学柏キャンパスの学生、教職員及び柏キャンパス来訪者。