【ニュース】 秋葉牧場とchicabi、千葉市と「千葉市乳牛育成牧場跡地整備事業」に関する協定を締結、乳牛育成牧場跡地にグリーンツーリズムの集客施設を展開 千葉県千葉市

2019.10.25
株式会社秋葉牧場(千葉県成田市、秋葉秀威代表)と株式会社
chicabi(東京都渋谷区、川上鉄太郎代表)は10月24日、千葉市と「千葉市乳牛育成牧場跡地整備事業」に関する協定を締結した。

同事業は、千葉市が保有する乳牛育成牧場(千葉市若葉区)を廃止し、その跡地を市内グリーンツーリズムの集客の核となる施設とするため、地域資産を活用した新たな観光拠点の形成と運営を民間事業者が担うもの。

新施設では、「観光事業」「預託事業(酪農家で生産された乳用雌子牛を一時的に預かり、初産分娩直前の月齢まで保育する事業)」「農業支援事業」「研究事業」の4事業を推進し、千葉市内陸部の周辺施設と連携を図り、観光・乳牛育成・農業を軸に、地域全体のにぎわいや経済活性化を図る。
なお同事業の推進は、秋葉牧場とchicabiが共同設立した株式会社千葉牧場(千葉市、川上鉄太郎代表)を通じて実施していく予定。

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秋葉牧場は、1887年(明治20年)より酪農業に従事、1953年に法人化。
1987年に観光事業「成田ゆめ牧場」を開設し、約30万㎡の敷地で牛やヤギなどの動物を飼育、乳製品やスイーツなどの製造販売を行ってきた。
同施設には年間約30万人が訪れているほか、通信販売事業、直営店舗事業(国内17店舗)、製造事業(乳製品・菓子・調理)も展開している。

一方、chicabiは2006年設立。
デザイナーやエンジニアをはじめ、様々なクリエイターとの協働プロジェクトを通じ、企業や自治体のブランディング、プロモーション、ビジネスデザイン、コミュニケーションデザインなどのデザイン・コンサルティング事業を手掛けている。

両者が共同設立した千葉牧場は、千葉エリアの場づくりに特化したローカル・ベンチャー企業。
施設開発、商品開発、農業振興、地域振興、観光振興などの事業を手掛けるという。

千葉牧場では今後、2020年4月より預託事業開始、2020年10月にプレオープン(キャンプサイト・牛とのふれあい体験・マルシェ)し、2021年4月に1次オープン(宿泊ロッジ)、2023年4月に2次オープン(牛舎レストラン・牧場湯・お土産ショップ)する予定。