【ニュース】 広島県など、広島県初開催となる大規模現代アート展覧会「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」を2020年9月12日に開幕 広島県三原市

2019.10.10
ひろしまトリエンナーレ実行委員会(会長:湯﨑英彦広島県知事)は、広島県では初開催となる大規模な現代アートの展覧会「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」を2020年9月12日に開幕する。

同県では、2年前に現代アート事業「海と山のアート回廊」を開催。
今年は「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」のプレイベントとして、2020年の会場となる三原市・尾道市・福山市を舞台に、現代アート作品の展示や関連イベントを実施、国内外からの旅行者の来訪と周遊促進による地域経済の活性化に取り組む。

今回の舞台は、古くから陸路、海路を通じて人が集い交わり、現在まで様々な変遷を続けてきた同県東部の備後地域。
様々な会場で作品を展示するほか、若手作家を対象としたアートコンペも開催する(2019年12月に応募要項を発表予定)。

同展覧会では、備後地域で活動中の、地域に根差したアート活動団体と連携する。
尾道市では、廃校となっていた中学校舎を改修し作り上げた「アートベース百島」、尾道市の空き家問題を解決するため、空き家をアトリエやゲストハウスとして再活用させる「尾道空き家再生プロジェクト」、尾道市旧市街地の斜面地を舞台に、空き家や廃屋をアートにより再生創造している「AIR Onomichi」などによる滞在型制作活動などと連携。

また、多くの地域住民で賑わいを見せていた場所や施設など、約
20施設を会場に選定した。
会場例は、映画館として賑わっていた三原市「CINE PATIO」、昭和13年に建設された尾道市「旧三井住友銀行尾道支店」、市民からの要望などを踏まえ1988年に市制施行70周年記念事業として誕生した福山市「ふくやま美術館」など。

その他、日本人作家の作品を多く展示するほか、若手芸術家に活躍の場を提供、現代アートだけでなく、瀬戸内の食や広島の酒、自然豊かな風景等の魅力にも触れてもらえるよう、様々な企画を展開する予定だという。

「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」の会期は2020年9月12日~11月15日(計65日間)。
開催エリアは広島県三原市・尾道市・福山市の各中心部と百島・小佐木島。
会場は約20施設、主な会場は三原市がCINE PATIO・三原市ゆめきゃりあセンター・小佐木島等、尾道市が尾道市立美術館・旧三井住友銀行尾道支店・アートベース百島等、福山市がふくやま美術館・広島県立歴史博物館。