【ニュース】 楽天と西友、自動走行ロボット(UGV)を活用した一般利用者向け配送サービスを国内初実施、西友店舗から近隣の公園へ期間限定で商品を配送 神奈川県横須賀市

2019.09.20
楽天株式会社(東京都世田谷区、三木谷浩史会長兼社長)と合同会社西友(東京都北区、リオネル・デスクリー社長)は、一般利用者からの注文を受け、神奈川県横須賀市内の「西友 リヴィンよこすか店」から港湾緑地「うみかぜ公園」へ自動走行ロボット(UGV
:Unmanned Ground Vehicle)を活用して商品を配送するサービスを、9月21日~10月27日の期間実施する。

今回の取り組みは、横須賀市が推進するスマートモビリティ(賢い移動運搬手段)を活用した新規ビジネス創出や社会的課題解決を目指す「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ」の一環。
一般利用者を対象とした自動走行ロボットによる商用配送サービスは、国内初の取り組みだという。

自動走行ロボットの本格的な社会実装に向け、政府は2019年度内に官民による協議会の立ち上げや公道上での実証を実現するための基準策定などを予定している。
楽天は、早期に一般利用者に自動走行ロボットの利便性を体感してもらう機会を設け、自動走行ロボットによる配送の実績を重ねることで、公道を含む様々な場所でのサービスの本格実現を目指す。

201909201100

同サービス受け取り場所となる「うみかぜ公園」は、楽天と西友が今年7月より横須賀沖の猿島に向けて行っているドローン商用配送サービスの商品を提供する「西友 リヴィンよこすか店」に隣接している。
同サービスの対象は、同公園へバーベキューやピクニックなどを目的に訪れた一般利用客。

同サービスの利用客は、スマートフォン専用アプリから、「西友 リヴィンよこすか店」で取り扱う、生鮮品を含む食材や飲料、救急用品など約400品目の商品から希望の商品を指定し、提示される「お届け可能時間」から受け取り希望時間と場所を選択、「楽天ペイ(オンライン決済)」で支払いを行うと、注文が完了となる。
配送ステータスは、アプリ上で確認でき、商品が到着するとアプリにプッシュ通知が届く。
通知に記載された暗証番号を自動走行ロボット後部のタッチパネルに入力することで、商品を受け取ることができる。
受け取り場所は、公園内に複数箇所設置する。

「横須賀市うみかぜ公園での自動走行ロボット(UGV)配送サービス」の実施日は9月21日~10月27日の期間中の土日(各週2回)。
注文受付開始時間は、各実施日の午前8時~、最大1日12件の配送を予定。
なお、実施日は、運用都合上変更となる可能性あり。
主な商品は精肉、野菜、酒、飲料、消耗品、絆創膏などの救急用品など。
配送料は税込300円。
実施主体は楽天株式会社・合同会社西友、実施協力は横須賀市・株式会社トライアングル。