【ニュース】 大和ハウス工業、同社最大の大型マルチテナント型物流施設「DPL流山Ⅳ」を着工、業界初の「マルチ派遣」を導入、人手不足解消へ 千葉県流山市

2019.09.03
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、芳井敬一社長)は9月2日、同社では最大の延床面積(約32万㎡)となるマルチテナント型物流施設「DPL流山Ⅳ」(千葉県流山市)を着工した。
同社は、流山市で計4棟のマルチテナント型物流施設で構成する「DPL流山プロジェクト」を進めており、今回着工した同施設は3棟目となるもの。

同施設には、テナント企業の従業員専用の保育施設(運営:株式会社ママスクエア、東京都港区、藤代聡社長)を併設。
また、「DPL流山プロジェクト」4棟それぞれに保育施設を併設し、同保育施設に子どもを預けた人が複数のテナント企業で働ける新たな働き方「マルチ派遣」を業界で初めて導入する。
あわせて、大和ハウスグループとママスクエアが連携し、「DPL流山プロジェクト」で働く人の住まいについても情報を提供、入居時の諸経費を優遇するという。

同施設は常磐自動車道「流山」ICより約2.5kmの立地。
首都圏向け物流の集約拠点としてだけでなく、世界中からの輸出入基地に対応可能な施設としても利用可能としている。

建物は地上5階建てで、各区画に事務所を設置可能。
テナント企業からのニーズが多い、1フロア(約4万8,000㎡)を周回できる両面トラックバースを、同社のマルチテナント型物流施設で初めて採用した。

なお、テナント企業の従業員向け施設では、保育施設(最大100名)の他、カフェテリア(380席)、コンビニエンスストア等を設置する。

「DPL流山Ⅳ」の所在地は千葉県流山市平方字上谷383-2他、交通は常磐自動車道「流山」ICより約2.5km。
敷地面積は13万5,592.56㎡、延床面積は32万2,226.33㎡、賃貸面積は26万824.91㎡。
構造・規模はPCaPC造一部S造(プレキャスト・プレストレストコンクリート造一部鉄骨造)・地上5階建て(1階~4階:倉庫、5階:保育施設等)。
竣工は2021年10月31日予定。