【ニュース】 JR北海道と東京急行電鉄など、2020年8月運行予定の「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」の概要を発表 北海道札幌市

2019.08.23
北海道旅客鉄道株式会社(札幌市中央区、島田修社長)と東京急行電鉄株式会社(東京都渋谷区、髙橋和夫社長)は、伊豆エリアで運行している観光列車「THE ROYAL EXPRESS」を、2020年に
「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」として、北海道内で運行する。
このほどクルーズの概要と列車デザインを決定した。

運行期間は2020年8月の予定で、札幌を出発後、十勝エリアや知床エリア、旭川・富良野エリアを列車やバスなどで巡り、札幌へ戻る3泊4日の周遊プランとなる。
同列車のうち、列車の動力となる機関車(JR北海道所有)は「北海道の力強く明るく元気な太陽の色・収穫の色」として「橙・オレンジ」を、列車内サービス用電力を供給する電源車(東急電鉄所有)は「『THE ROYAL EXPRESS』のロイヤルブルーとオレンジを粋につなぐ色」として「白・ホワイト」をメインカラーとする。
また、一部の駅でも、旅を彩る演出として装飾を施す予定。
なお、同列車と駅の装飾は「THE ROYAL EXPRESS」を手掛けた水戸岡鋭治氏がデザインを手掛ける。

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JR北海道と東京急行電鉄は、北海道胆振東部地震の影響を受けた北海道を応援するため、観光振興と地域活性化を目的に、今年2月に観光列車の走行プロジェクトをJR東日本・JR貨物との4社連携で始動。
JR東日本は電源車を東急電鉄に譲渡、JR貨物は北海道内で運行する車両を北海道まで回送運搬する。

現在、伊豆エリアで運行している「THE ROYAL EXPRESS」は、8両編成・定員約100名、定員数では国内最大級の観光列車。
客車、食堂車、キッチンカー、コンサート・結婚式・展示会など様々な活用が可能なマルチカーで編成されている。
水戸岡鋭治氏がデザインを手掛けた車両は、車両ごとにデザインが異なり、先端技術から生まれる素材や工法に、伝統的な素材や職人の技を組み合わせ、上質な空間を創出。
これまで約9,000名弱が乗車、そのうち約10%は複数回利用しているという。

「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」の運行時期は2020年8月(予定)、日程 ・回数は金曜~月曜の3泊4日(予定)、約1カ月間で4回程度を催行(予定)。
発売時期は2020年2月(予定)、発売日・旅行代金などについては決定次第発表するとしている。