2019.08.16
与野大戸住宅第一マンション建替組合（赤堀一男理事長）は7月、「（仮称）与野大戸住宅第一マンション建替計画」（さいたま市中央区）の本体工事に着手した。
竣工は2020年8月の予定。

同事業は、5階建2棟の団地を7階建1棟の分譲マンションへ建て替える団地建替事業。
建替え前の与野大戸住宅第一マンションは解体着手時で築46年が経過しており、設備・建物の老朽化や陳腐化、居住者の高齢化にともなうエレベーターのない不便さ、耐震性や避難安全性への不安、空室率の増加等の諸問題を抱えていたという。

こうした状況の中、同建替組合では2012年7月、事業協力者として大和ハウス工業株式会社（大阪市北区、芳井敬一社長）と株式会社長谷工コーポレーション（東京都港区、辻範明社長）を選定。
途中、2014年5月に建替え決議が否決されたが、建替え推進側の住民の熱意により検討は続けられ、2017年10月に区分所有法に基づく「建替え決議」を可決、2018年10月に円滑化法第57条の規定に基づき、さいたま市長より権利変換計画の認可を得ている。

「（仮称）与野大戸住宅第一マンション建替事業」の所在地はさいたま市中央区新中里1丁目656番1（地番）、交通はJR京浜東北線「北浦和」駅より徒歩11分、JR埼京線「南与野」駅より徒歩11分。
敷地面積（実測）は3,047.02㎡。
築年数は46年（解体着手時）。
延べ面積は従前が4,242.32㎡、従後が6,934.92㎡、専有面積は従前が3,525.60㎡、従後が5,981.55㎡。
構造・規模は従前が鉄筋コンクリート造・地上5階建2棟、従後が鉄筋コンクリート造・地上7階建1棟。
戸数は従前が60戸、従後が87戸。
間取り・住戸面積は従前が3LDK・58.76㎡、従後が1LDK～
4LDK・50.16㎡～85.62㎡。