【ニュース】 関電不動産など3社、地下鉄東山線「本郷」駅前の「本郷センターハイツ」で、名古屋市内初となる民間による区分所有建物の建替え事業を開始 愛知県名古屋市

2019.08.08
関電不動産開発株式会社(大阪市北区、勝田達規社長)・野村不動産株式会社(東京都新宿区、宮嶋誠一社長)・株式会社長谷工不動産(東京都港区、天野里司社長)の3社は、名古屋市営地下鉄東山線「本郷」駅前の区分所有建物「本郷センターハイツ」(名古屋市名東区)で、名古屋市内初となる民間による区分所有建物の建替え事業を開始、8月1日に解体工事に着手した。

「本郷センターハイツ建替え事業」は、昭和52年に建築された地上10階建ての商業施設と38戸の住宅(1階・2階部分が商業施設、3階部分が駐車場、4階以上が38戸の住宅)を、商業施設と住宅94戸に建替える事業。
「建物の区分所有等に関する法律」第62条に基づく建替え決議を用いた民間建替え事業となる。

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「本郷センターハイツ」は、商業・住宅の複合型の区分所有建物で、古くから地下鉄東山線「本郷」駅前の顔として機能してきたが、築後42年が経過し、建物・設備・施設の物理的・機能的な老朽化が進んでいた。

こうした中、2014年8月より、建替えを含めた将来計画の検討コンサルタントとして長谷工コーポレーション(東京都港区、辻範明社長)が支援を開始、2015年5月に管理組合で「建替え推進決議」が可決。

その後、関電不動産開発が2018年5月に店舗部分の区分所有権を買い取り、区分所有者の立場からも建替えを推進、2018年8月に管理組合総会で「建替え決議」が可決され、さらに事業パートナーとして野村不動産と長谷工不動産が参加、今回、本郷センターハイツの解体工事着手に至った。

建替え計画では、1階部分を商業施設、2階以上を94戸の住宅とする地上15階建ての建物を建築。
2020年9月に新築本体工事に着手、2022年11月の完成を目指す。

「本郷センターハイツ建替え事業」の所在地は名古屋市名東区本郷2丁目131番、交通は名古屋市営地下鉄東山線「本郷」駅より徒歩1分。
構造・規模はRC造一部S造・地上15階。
敷地面積は2,070.93㎡、延床面積は1万279.30㎡。
総戸数は94戸(このうち非分譲住戸14戸)+店舗。
間取りは2LDK~4LDK。
専有面積は住戸が54.57㎡~90.09㎡、店舗が831.38㎡。
入居時期は2022年11月下旬予定。