【ニュース】 西日本鉄道など、中国のインバウンド観光客に向け、太宰府で様々な「コト」を体験できる着地型商品を販売 福岡県太宰府市

2019.07.05
西日本鉄道株式会社(福岡市博多区、倉富純男社長)は、太宰府市・西鉄旅行株式会社(福岡市中央区、後藤雅彦社長)と協力し、中国のインバウンド観光客に向け、太宰府で様々な「コト」を体験できる着地型商品「Dazaifu 1-Day Tour」を企画した。
7月5日より販売を開始し、西鉄旅行が販売業務を行う。

太宰府は歴史ある福岡有数の観光地だが、滞在時間が短く消費額が少ないほか、太宰府天満宮周辺に観光客が集中し、周遊が少ないことなどが課題となっていた。
こうした中、西日本鉄道では、大宰府エリアで西鉄電車と食事券などがセットになった企画乗車券の販売や、西鉄太宰府線「太宰府」駅のリニューアル、「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO 地域を味わうブランチの旅」の運行、古民家宿泊事業などに取り組んできたという。

今回販売する同商品は、中国のインバウンド観光客が対象で、これまで知られていなかった太宰府の魅力を知ってもらうことを目的としたもの。
西鉄電車「太宰府散策きっぷ」を使用して太宰府を訪れた後、太宰府ならではの様々な「コト」を体験できる内容となっている。
国内では有名な「梅ヶ枝餅」のあまり知られていない由来や作り方を学ぶことのできる「梅ヶ枝餅焼体験」や、太宰府とアジアの交流の歴史を茶道を通して講師から学ぶ「茶道体験」、正式な参拝方法の説明を受けた上での「太宰府天満宮参拝」などの体験ができるという。
ツアーは金・土曜日に実施し、西鉄旅行専用ホームページで予約を受け付ける。

なお今後は、国内外を問わず、観光客に向け、他の沿線地域でも様々な「コト」が体験できる着地型商品を企画・発売していくとしている。