【ニュース】 宇部市万倉二ツ道祖地区に260年前から伝わる舞「岩戸神楽舞」が復興へ向け第一歩 山口県宇部市

2019.03.28
宇部市万倉二ツ道祖(ふたつさや)地区におよそ260年前から伝わる舞で、山口県無形民俗文化財にも指定されている「岩戸神楽舞」が復興する。

「岩戸神楽舞」は毎年12月5日の夜、同地区の御伊勢山に祭られている皇大神宮に奉納されるもの。
「神楽舞」「三宝の舞」など10種12座に天蓋操作が加わり、13座で構成する。
一家相伝の特技として長年、地元の人たちが継承してきたが、後継者不足により、2008年を最後に奉納が途絶えていたという。

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同市では、2016年に策定した万倉校区地域計画「万創」で、岩戸神楽舞復興に取り組むことを決定。
資金(県補助金)や人材面(ミュージカル山陽ありすの家)での支援の目途が立ったことから、2018年8月、岩戸神楽舞復興委員会を設立し、復興に向けての第1歩を踏み出した。

完全復興は2020年12月を予定しており、地元学生や企業と連携し、若い感性や最先端技術を取り入れ、伝統文化の再生に取り組む。
将来は、インバウンドや共生社会を視野に入れ、神楽舞を活用した交流人口の増加や地域の活性化を図るとしている。