【ニュース】 神奈川県住宅供給公社、二宮団地で「アグリサポーター制度」を創設、5名が団地に住みながら就農 神奈川県二宮町

2019.03.28
神奈川県住宅供給公社(横浜市中区、猪股篤雄理事長)は、二宮団地(神奈川県二宮町)に住みながら就農する「アグリサポーター制度」を創設した。

同公社では、団地と地域の活性化を図るため、平成28年4月より様々な団地再編事業に取り組んでおり、同制度の創設もその一環。
同公社が運営する共同農園の管理や農業体験イベントの開催などに協力する人をアグリサポーターとして2月22日から募集、5名の応募があった。
審査を行った結果、5名全員をアグリサポーターとして選定したという。

同公社が同制度で提供する支援内容は、「住宅の支援」「農業の支援」「地域住民との交流支援」「その他の就農支援」の4つ。

「住宅の支援」では、農業収入が安定するまでの期間、二宮団地の住宅を半額家賃で賃貸する。
「農業の支援」では、二宮団地4号棟の一部を農業に使用できる住宅付属倉庫として整備し、農機具置場と農機具を無料で貸与。
「地域住民との交流支援」では、団地住民・地域住民との交流のきっかけ作りを行う。
「その他の就農支援」では、収穫物を同公社が買い取り、所有する有料老人ホームの食事の食材として使用することを検討しているという。

二宮団地(開発当初)の所在地は神奈川県中郡二宮町百合が丘。
造成開始は昭和37年12月、公社賃貸住宅管理開始は昭和41年。
開発面積は71.9ha、建設戸数は公社賃貸住宅28棟856戸(現在18棟580戸に集約中)・戸建住宅ほか710戸(宅地分譲を含む)・県営住宅ほか326戸、賃貸施設は店舗14区画(一部住宅付)。