【ニュース】 北山村、幻の柑橘「じゃばら」を使った花粉症モニター計3,000名を1月23日より順次募集開始 和歌山県北山村

2019.01.21
和歌山県北山村は、花粉症に対してじゃばらを使用することで効用があるのか調べるモニター調査として、昨年実施した計2,000名への調査に引き続き、結果の精度を高めるため、新たに計3,000名を募集、1,000名ずつ合計3回のモニター調査を行う。
募集期間は、第1弾が1月23日~2月6日、第2弾が2月7日~19日(予定)、第3弾が2月20日~3月11日(予定)。

「じゃばら」とは、昔から北山村に自生していた自然雑種で、同村の宝として村外不出で大切に育てられてきた果実。
同村の特産品として売り出し、同村の基幹産業となっている。
じゃばらの名前は「邪気を払う」ほど酸っぱいことに由来し、果汁が豊富で種もなく、風味が独特で、地元では縁起物としてお正月の料理などに珍重されてきたという。

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北山村産のじゃばらについては、2008年に岐阜大学医学部が、じゃばらで花粉症の諸症状(くしゃみ、鼻づまりなど)が改善されたという学会発表を行っている。
じゃばらには、他の柑橘に比べ、フラボノイドの一種である「ナリルチン」という成分が多く含まれており、花粉症への緩和にこの成分が注目されているという。

同村では、2001年2月にもモニター調査を行っており、1,000人中46%の人からなんらかの効果があったとの調査結果が出たとしている。
2018年3月のモニター調査では、「鼻づまりに効きました」「スギ花粉の症状が軽くなった」等との意見もあったという。

同調査のモニターとなった人は、送られたじゃばら果皮粉末又はじゃばら果汁を、1週間ほど毎日、試食又は試飲して、花粉症への効用を報告する。
第1弾では、1月23日より1,000名を募集。
モニター参加者には、じゃばら果皮粉末30gを2月中旬に発送、毎日3~4g程度を1週間ほど摂取し、花粉症への効用をアンケートで答えるというもの(アンケート用のURLはメールで送信)。

「モニター調査第1弾」の対象は、花粉症の人で、モニター期間終了後WEB上でアンケートに答えられる人。
応募は同村が用意する募集サイトより。

なお応募は、各回1人1回限り、定員を超えた場合は抽選、応募は各回で必要となり、1回の応募で3回分の応募は不可。
電話での申込みは受け付けていない。
モニターに関する問い合わせは、0120-928-933まで。