【ニュース】 オカムラなど3社、針葉樹の国産材を利用した家具に最適な木材用塗料を開発、オフィス家具に活用 神奈川県横浜市

2018.12.04
株式会社オカムラ(横浜市西区、中村雅行社長)は、国産材(針葉樹)を利用した家具に最適な木材用塗料を、日華化学株式会社(福井県福井市、江守康昌社長)・大谷塗料株式会社(大阪市東成区、大谷吉隆社長)と共同で開発した。
開発した塗料は、オカムラのオフィスファニチュアシリーズ
「Lives(ライブス)」の新製品となるカフェテーブルに採用、2019年1月から発売する。

オカムラは2009年に「木材利用方針」を策定、オフィス家具や公共施設向け家具などの分野で積極的に国産材利用を推進してきた。
針葉樹材(スギ・ヒノキ)は建材として古くから利用されているものの、その柔らかさや材の割れなどにより、家具に利用することには多くの課題があったという。

今回開発した同塗料は、高度な日華化学のポリウレタン技術と、豊富な経験に培われた大谷塗料の木材塗料化技術を融合した紫外線硬化型塗料。
植物由来原料の樹脂を使用した。

同塗料を針葉樹材(スギ・ヒノキ)に使用し、さらにオカムラの木材加工技術を合わせることで、耐衝撃性と表面硬度を確保、木材の風合いが感じられる国産材のオフィス家具として提供することが可能になったとしている。

なお、オフィスファニチュアシリーズ「Lives(ライブス)」の新製品となるカフェテーブルは、12月6日~8日の3日間、東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催される「エコプロ2018」オカムラブースで展示する。