【ニュース】 白州・尾白の森名水公園べるが、昨年に引き続き、農産物生産者組合と協力、都会に暮らす子供達を対象とした農業体験イベントを6月~11月に全14回開催 山梨県北杜市

2018.05.25
南アルプス甲斐駒ケ岳の麓に位置する公共施設「白州・尾白の森名水公園べるが」(山梨県北杜市、指定管理者:株式会社アルプス)は、6月2日~11月3日の期間、地元竹宇地区の農産物生産者組合と協力し、農業体験イベント「植to食project~べるが×竹宇農業体験~」を全14回開催する。

都会に暮らす子供達を対象に農業体験を提供することで、白州地域の美しい水や豊かな自然環境を伝え、地域の活性化につなげるのが目的。
開催にあたっては、地元農家が全面協力。
公共施設として、地域住民に一方的にサービスを提供するだけでなく、お互いに協力し合うことで、地域住民のやりがいや楽しさを呼び起こす新しい形の地元貢献を目指すとしている。

同施設は、北杜市の公共施設として1996年の開業以来、多くの地域住民の人々に支えられ、運営してきた。
その中で、地元竹宇地区の農産物生産者組合から、「若い世代や子供達のために何か協力できることはないか」との声があったという。

同イベントは、こうした声をもとに、生産者が持つ農地と農業経験を生かし、農業経験のない子供達のため、田植えや種まき、収穫などを体験するイベントとして企画。
昨年2017年の開催時には、多くの子供達とその親世代に好評を得たことから、今年も引き続き開催する運びとなった。

開催に不可欠な農地の提供、農業指導、農作物の管理を行うのは、全て地元竹宇地区の住民。
一般的に農業体験イベントは、農地の確保や農作物の管理が必要なため、施設だけの負担で開催するのは難しいが、地域住民の全面協力で開催が実現した。
また、住民にとっても、参加した子供達と触れ合えたり、地元施設の運営に関わることにやりがいがあることから好評を得ているという。

体験メニューは全11種と多彩で、扱う食材も米、さつまいも、大豆、くろすぐり(カシス)など7品目に及ぶ。
田植えや種まきの段階から、稲刈りや収穫、収穫したものを使って調理する段階まで、複数の回に参加をすれば一連の流れを体験できるとしている。

問い合わせは白州・尾白の森名水公園べるが総合案内まで。