【ニュース】 東急不動産とMyCity、「(仮称)南平台プロジェクト」のIoTオフィスで両社が開発したサービスを導入、先行して南青山東急ビルで一部機能の導入を開始 東京都渋谷区
2018.05.21
東急不動産株式会社(東京都港区、大隈郁仁社長)と株式会社MyCity(東京都千代田区、石田遼代表)は5月18日、「(仮称)南平台プロジェクト」(東京都渋谷区)で計画するIoTを活用したスマートオフィスの提供について、両社の共創により新たに開発したサービスを導入し、多様なワークスタイルのサポートを実現すると発表した。
同IoTサービスの開発は、東急不動産が2017年11月より開始した「SHIBUYAスタートアップ100」における事業開発の一環として取り組んだもの。
同サービスを活用することで、入居企業の多様なワークスタイルをサポートする。
同サービスの一部である「トイレ利用状況の把握」機能は、2018年4月より、南青山東急ビル(東京都港区)で導入し、利用者の使い勝手の検証を開始した。
入居企業からは、「トイレの在室状況がリアルタイムにわかり、無駄な離席がなくなることで業務効率化につながり、働き方改革の一助となる。」との声を得ているという。
南平台プロジェクトは、東急不動産が一般社団法人道玄坂121の一員として推進中の、東急不動産旧本社を含む4棟の建替え事業。
MyCityは、東急不動産が出資する株式会社Liquid(東京都千代田区、久田康弘代表)のグループ会社。
ビーコン・センサー・画像解析およびビル管理システムとの連携により、位置・行動・環境の情報をリアルタイムに利用者にフィードバックし、働き方・生産性を改善するサービスを展開している。
一方、東急不動産は、渋谷を中心に青山・表参道・原宿・恵比寿などの周辺を含めたエリアを広域渋谷圏と定め、重点拠点のひとつとしている。
クリエイティブ・コンテンツ産業をはじめとする多様性のあるワーカーが集まる同エリアを中心に、新規プロジェクトだけでなく、既存のオフィスビルを含めた働き方改革をサポートするサービスプラットフォームの提供も検討しているという。
「(仮称)南平台プロジェクト」の所在地は東京都渋谷区道玄坂一丁目31番1(地番)。
敷地面積は約4,128㎡、延床面積は約4万6,954㎡。
階数は地下1階地上21階、高さは約107m。
用途は事務所、集会場(インキュベーションオフィス等)、店舗、駐車場等。
事業主体は一般社団法人道玄坂121(東急不動産および地権者で組成した事業会社)。
竣工予定は2019年3月。