【ニュース】 JR東日本、「川崎駅⻄⼝開発計画」で本体建設⼯事に着⼿、ホテル部分は2020年春開業、全体完成は2021年春予定 神奈川県川崎市
2018.05.21
東⽇本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、深澤祐⼆社長)は、今年4月より準備工事を開始していた「川崎駅⻄⼝開発計画」(川崎市幸区)で5月18日、起⼯式を実施し、本体建設⼯事に着⼿した。
同計画のうち、ホテル部分の開業は2020年春、全体完成は2021年春の予定。
事業主体は東⽇本旅客鉄道株式会社、運営会社(予定)はオフィス・商業が株式会社ジェイアール東⽇本ビルディング(東京都渋谷区、田邉滋社長)、ホテルが⽇本ホテル株式会社(東京都豊島区、里見雅行社長)、フィットネス&スパが株式会社ジェイアール東⽇本スポーツ(東京都豊島区、江藤尚志社長)。
同計画は、「川崎駅⻄⼝⼤宮町地区 地区計画」(1999年12⽉決定)に基づき、同社変電所跡地と取得した複数隣接地を⼀体的に進める市街地再開発。
国際競争⼒や情報発信⼒をもつビジネス・宿泊・商業機能の⼤規模複合型まちづくりにより、川崎駅周辺の都市機能強化、歩⾏者ネットワークと回遊性の向上を目指す。
同計画のうちオフィス部分では、川崎エリアでは最大級となる、基準階貸室⾯積約800坪(総貸室⾯積約2万坪)・天井⾼ 2,800mm による、川崎エリア最⼤級の⼤規模オフィスフロアを実現。
⾮常⽤発電機や災害に強い中圧ガスによるガスコージェネレーションシステムにより、停電時には主要設備の他、専⽤部に15VA/㎡電源供給など、72時間以上の電⼒供給を可能とする。
カンファレンス等のオフィスサポート施設や、屋上ラウンジ等のリフレッシュスペースなども充実させるという。
ホテル部分では、川崎エリアで最⼤級規模となる約300室の「ホテルメトロポリタン川崎(仮称)」の開業を予定。
時間帯に合わせた多彩なメニューやテラス席などバリエーションに富んだ客席のオールデイダイニングを計画し、迫⼒のあるオープンキッチンではライブ感と活気に満ちた⾷のシーンを演出する。
ミーティングルーム・ランドリーラウンジ・ジム等の付帯施設なども充実させるという。
さらに商業フロア(飲⾷店等)、ジム・プール・スタジオを備えた約4,000㎡の⼤型フィットネス&スパ、約400㎡の保育施設を整備するほか、2階部分には近隣施設と接続する歩⾏者デッキや歩⾏者専⽤道路等の公共施設を整備、敷地北東~南⻄に通じる⼀連の⾬除け動線を形成し、歩⾞分離による安全・快適な歩⾏者ネットワークの強化を図る。
「川崎駅⻄⼝開発計画」の所在地は川崎市幸区⼤宮町1-5他。
敷地⾯積は約1万2,400㎡、延床⾯積は約13万7,000㎡。
建物はオフィス⾼層棟地上29階地下2階、オフィス低層棟地上5階地下1階、ホテル棟地上16階の3棟。