【ニュース】 オリックスとオリックス・レンテック、物流施設のテナントを対象に物流ロボットを6カ月間無償で提供するレンタルサービスを開始 埼玉県蓮田市

2018.05.17
オリックス株式会社(東京都港区、井上亮社長)とオリックス・レンテック株式会社(東京都品川区、井尻康之社長)はこのほど、自社で開発する物流施設(埼玉県蓮田市など)の入居テナントを対象に、物流ロボットを6カ月間無償で提供するレンタルサービスを開始する。
物流施設の開発事業者が、物流ロボットを無償でレンタルするのは業界初(オリックス調べ)の取り組みだという。

同取り組みは、物流業務を支援する自動搬送ロボットを中心に6メーカー・7機種を取り揃え、用途に応じてロボットを選択して利用することを可能としたもの。
入居スペースの有効利用方法に加え、ロボットの具体的な活用方法や導入効果シミュレーションなどをパッケージ化して提案する。

物流業界では、電子商取引(EC)の発展などを背景に、多数の物流施設が開発されており、人材の確保が大きな課題となっていた。
それに伴い、現場では作業員の負担軽減や生産性向上のため、ロボットの活用による効率化ニーズが高まっている。
一方で物流施設内でのロボットの導入は、システム構築などの初期投資の大きさや、投資対効果の検証が容易ではないなどの問題から、積極的な活用が進んでいないのが現状だという。

両社は、今後もグループの総合力を生かしたサービスを開発し、人とロボットの共存により実現する効率的な職場環境を提供するとしている。

対象施設は、蓮田Ⅰロジスティクスセンター(埼玉県蓮田市)、蓮田Ⅱロジスティクスセンター(埼玉県蓮田市)、厚木Ⅱロジスティクスセンター(神奈川県厚木市)、松伏ロジスティクスセンター(埼玉県松伏町)。