【ニュース】 明和地所、北海道との包括連携協定に基づき、赤れんが庁舎のリニューアル事業に参画 北海道札幌市
2018.05.10
明和地所株式会社(東京都渋谷区、原田英明代表)は、2016年6月に北海道と締結した包括連携協定に基づき、札幌市中央区の赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)のリニューアルに向けて発表された基本指針(素案)に賛同、リニューアル事業に参画する。
「赤れんが庁舎」の愛称で知られる煉瓦づくりの建物は、1888年(明治21年)に建てられたアメリカ風ネオ・バロック様式の建築。
明治時代に作られたひずみのあるガラスや、化粧枠にしまわれた寒さ対策の二重窓など、機能美を感じられる意匠が施されているという。
明治時代の洋風建築物は国内でも希少で、1969年(昭和44年)3月には国から重要文化財に指定されている。
同庁舎は近年、建物の内部・外部ともに劣化が進んでいることから、耐震対策を含めた改修を行い、国内外に向けた歴史文化・観光情報発信拠点として利活用を図る目的でリニューアル事業の方針が打ち出されていた。
同社は創業当時より札幌市に支店を開設し、マンションの開発・分譲事業を展開してきた。
包括連携協定の締結後は、建築現場勉強会を実施しているほか、北海道経済の活性化を推進する取り組みの一つとして、北海道ブランドのPRや北海道の食・観光のPRを行うことを目的としたWEBサイト「ディスカバー北海道」を開設、SNS等で情報発信を行っている。
リニューアルの概算事業費(耐震工事・改修工事など)は78億円。
平成30年度に実施設計、平成31年度に着工、平成34年度に完成の予定。