【ニュース】 東急不動産と鹿島建設、「(仮称)竹芝地区開発計画」のB街区(住宅棟)を新築着工、職住近接の新たなライフスタイルを提案 東京都港区
2018.05.01
東急不動産株式会社(東京都港区、大隈郁仁社長)と鹿島建設株式会社(東京都港区、押味至一社長)は、2社共同で開発する「(仮称)竹芝地区開発計画」(東京都港区)のうち、A街区(業務棟)に続き、B街区(住宅棟)の新築工事を着工した。
同計画は、東京都が行う都市再生ステップアップ・プロジェクト」の一つで、国家戦略特別区域計画の特定事業(都市計画法等の特例)として2015年3月に内閣総理大臣認定を受けたもの。
港区海岸1丁目の都有地を約70年間の定期借地によって借り受け、業務棟(2016年5月着工済み)と今回の住宅棟で構成、全体延床面積約20万㎡の国際ビジネス拠点を創出する。
官民合築・連携により、産業振興とにぎわい創出、浜松町駅・竹芝駅・竹芝ふ頭・にぎわい空間をつなぐ歩行者ネットワーク整備、防災対応力強化とエネルギーネットワーク整備、環境教育拠点形成と環境負荷低減に取り組むとしている。
今回のB街区(住宅棟)では、「職住近接新たなライフスタイル提案」を目指す。
昨今、職住近接により通勤時間を圧縮することで、子育て、家族と団欒、趣味といった時間的ゆとりある生活を重視する、都心居住ニーズが強まっている中、A街区(業務棟)とB街区(住宅棟)を複合一体開発することで、自分らしいライフスタイルの実現をサポートするという。
また、保育所や店舗を整備し、オフィスワーカーサポート機能充実を図る。
なおB街区(住宅棟)には、ライフスタイルに合わせた住居提供として、一般賃貸住宅、サービスアパートメント、シェアハウスを計画。
1R~3LDKの住戸プランを計画し、一般企業に勤めるビジネスマンをはじめ、クリエイターや起業家、外国人など幅広い層をターゲットとする。
また、サービスアパートメントでは、外資系企業の中長期に亘る日本への出張ニーズに対応。
さらに、共用部にはラウンジやフィットネススペースを設け、住環境充実だけでなく、自然と交流が生まれる空間作りを目指すという。
「(仮称)竹芝地区開発計画」の所在地は東京都港区海岸一丁目
20番9他。
敷地面積は約1万5,590㎡、延床面積は約20万1,064㎡。
開業予定は2020年。
事業主体は株式会社アルベログランデ(同施設を整備するため、東急不動産株式会社と鹿島建設株式会社が設立した事業会社)。
A街区(業務棟)の用途は事務所、展示場、集会場、飲食店、物販店舗、駐車場、自転車駐車場。
敷地面積は約1万2,156㎡、延床面積は約18万1,682㎡。
構造は鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造。
規模は地上40階・地下2階、高さは約208m。
竣工予定は2020年5月。
B街区(住宅棟)の用途は共同住宅、店舗、保育所、駐車場、自転車駐車場。
敷地面積は約3,434㎡、延床面積は約1万9,382㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・地上18階、高さは約60m。
竣工予定は2020年6月。