【ニュース】 近鉄百貨店、地域商社事業の取組みを開始、奈良店で第一弾となるコンセプトショップを3月14日にオープン、地域産品をブランド化 奈良県奈良市

2018.03.09
株式会社近鉄百貨店(大阪市阿倍野区、髙松啓二社長)は、地域商社事業の取組みを開始、その第一弾として、3月14日に奈良店(奈良県奈良市)地階フロアで奈良の新たな魅力を生み出し発信するコンセプトショップ「大和路」をオープンする。

地域商社事業とは、地域生産者の生産・加工から販売までを一括プロデュースし、地域産品のブランド化支援さらに地域産品の販路開拓・販売促進支援を行うことで、地域生産者の収益を増やし、地域が生み出す価値向上・活性化を図る取組み。
地域の資産価値を高め、地域活性化につながることを目的とするとともに、従来の百貨店事業の枠を超え、地域発の新たなビジネスの確立も目指す。

同社では、同事業に取組む最初の地域として、同社商圏内でも独自の歴史・文化・風土を持つ奈良県を選定。
歴史ある古都奈良ならではの魅力を地元奈良店・他店舗・ECサイトなどを通じて地域内外に広く発信するほか、今後は奈良に加え、同社商圏の三重・和歌山など関西広域に事業エリアを拡大し、広域連携型の地域商社事業を目指す。
将来的には同事業を同社の柱の1つにしたいという。

また、同事業の取組みを通じ、近鉄百貨店が地域企業・行政・大学等を結びつける産官学連携のハブとなり、地域のブランド化推進・新たなビジネス創出を推進していくことも目指す。
4月からは、地域産品の商品開発プロジェクトを開始、奈良県内の自治体や生産者と連携し、2018年秋頃までに奈良の新たな魅力となる商品開発を行い、奈良店「大和路」で商品を発表・販売する予定だという。

「大和路」の所在地は近鉄百貨店奈良店(奈良市西大寺東町
2-4-1)地階食品売場。
オープンは3月14日10時より。