【ニュース】 JR九州、博多駅前二丁目複合ビルの概要を発表、ホテルを核に商業施設・地域コミュニティ施設を併設 福岡県福岡市

2018.03.01
九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、青柳俊彦社長)は2月28日、福岡市博多区博多駅前二丁目で複合ビルの開発を決定、その概要を発表した。

同計画は、ホテル(4~14階)を核とし、低層部に賑わい施設を配置した地上14階建の複合ビル開発。
工事が進められている地下鉄七隈線新駅から至近に位置し、博多駅からも徒歩圏内の立地特性を活かし、はかた駅前通りの賑わいに寄与するランドマークを目指す。

デザインコンセプトは、「博多」から「HAKATA」へ~「上質なおもてなし」のしつらえ~。
「博多らしさ」「ランドマークの個性」をキーワードに、博多織をモチーフとした外観やモダンな中にも「和」の要素を取り入れたデザインを採用したという。
3月6日に安全祈願祭を行い、施設の開業は2019年秋を予定している。

20180301博多駅前二丁目複合ビル

ホテル部分では、福岡市の「ハイクオリティホテル建設促進制度」を活用し、30㎡超の部屋を129室(全238室)設けるなどゆとりある客室の他、大浴場やラウンジスペースなどの充実した付帯施設を整備。
同市が掲げる「国際交流都市」の一翼を担う施設として、国内外の観光客の幅広いニーズに対応できる宿泊施設とする。

1・2階には、良好な歩行者空間として整備が進められている「はかた駅前通り」の魅力向上に資する店舗を誘致し、3階には地域コミュニティ施設を設け、博多まちづくり推進協議会のミーティングスペースや地域・観光客等の交流の場として活用する予定としている。

ホテル部分の延床面積は約1万1,000㎡。
客室数は238室。
運営会社はJR九州ホテルズ株式会社。
付帯施設はレストラン・大浴場・フィットネスジム。

商業施設の区画数は6区画(1階2区画・2階4区画)。
店舗面積は約700㎡(1階約330㎡、2階約370㎡)。

地域コミュニティ施設の規模は約80㎡・位置は3階。
会議や講習会等が可能なミーティングルームとライブラリースペースを併設。