【ニュース】 山長、甲府市の築古賃貸物件をカフェ風にリノベーション、和室には琉球畳を導入 山梨県甲府市

2018.01.26
不動産賃貸業の有限会社山長(山梨県甲府市、長田穣代表)は、所有物件「グレイスロイヤル」(山梨県甲府市)の入居者増加を目的に、賃貸物件をカフェ風にリノベーションする「Elegant Room」プロジェクトを開始、1月より空室を順次着工する。

「Elegant Room」のコンセプトは、手作り感と癒しが感じられるカフェ風賃貸物件。
部屋内の全ての扉をパイン材に変更、キッチンにもパイン材を導入してリメイクする。
その他、キッチン・リビングにカフェ風の照明設備を導入するほか、和室には琉球畳を導入するとしている。

20180126山長

甲府市内の賃貸物件の空室率は現在約3割と全国的に見ても高く、築年数の経った物件は価格競争になりがちだという。
同社では、他社物件と差別化を図るため、これまで一部物件で琉球畳の導入やキッチンリメイクを部分的に行ってきたところ、入居者から「入居の決定要素となった」という声が得られている。
今回の同物件では、これらの要素を生かしながら、ターゲットとなる30代前後の人々向けに人気の高い「カフェ風の内装要素」を取り入れたリノベーションを行う。

また、1970年代以降、ライフスタイルの欧米化で賃貸物件では和室が減少し洋室が増えているが、アキュラホーム住生活研究所によると、「和室・畳コーナーのある間取りの割合」はこの3年増加傾向。
住まい手がくつろぐ、子供を寝かしつける、洗濯物をたたむ、といった毎日の暮らしの空間として和室や畳コーナーが見直されていることもあり、同物件では今ある和室を生かし、順次琉球畳を導入することで、モダンな雰囲気と癒しを提供するとしている。

リノベーション物件「グレイスロイヤルS201」の所在地は山梨県甲府市大里町2570、交通はJR「甲府」駅より車で約12分。
築年月は1993年9月、リノベーションの完成予定は2018年3月中旬。