【ニュース】 三和建設、建築系の学部・学科を有する大学で「出張講義」を開始、建設業界の実業をわかりやすく紹介 大阪府大阪市

2017.12.28
三和建設株式会社(大阪市淀川区、森本尚孝社長)はこのほど、建築系の学部・学科を有する大学へ出向き、建設業界の実業をわかりやすく伝える出張講義を開始した。

建設業界は、1990年代のバブル崩壊以降、長期に亘って不況の中にあったが、ここ数年の採用市場は大手建設会社を中心に学生の売り手市場となっており、業界全体が人手不足という大きな問題に直面している。
一方学生は、建設業界全般に関する情報や業種・職種等に関する情報をバランスよく入手する機会は少なく、情報が不十分なまま表面的な条件で就職先を決めてしまい、ミスマッチが発生しているケースがあるという。

同社の出張講義では、建設業界での実際の仕事の流れを紹介。
学生が現在取り組んでいる研究がどのように実社会に役立つか、将来のキャリアビジョンを描くプログラムとなっている。

受け入れる大学側では、民間実務従事者の情報を取り入れることで、カリキュラムの幅を広げることができるという。
また学生にとっては、就職活動前に一定の業界知識を得ることができるため、目的を持って自身の研究の方向性を定めることができるというメリットがあり、さらには、自身の目的と合致した業種・職種を選択することでミスマッチを未然に防ぐことにも寄与するとしている。