【ニュース】 通信制高校を運営する角川ドワンゴ学園、五島市と地域間交流事業で提携、全国の学生に向け「離島教育プログラム」を企画開発 長崎県五島市

2017.12.11
学校法人角川ドワンゴ学園が運営する通信制高校「N高等学校」(沖縄県うるま市、奥平博一校長)は12月6日、五島市と「全国の学生との交流を目的とした離島教育プログラム策定業務」で提携した。

同プログラムでは、全国の離島で問題となっている人口減少や事業継承、交流人口の減少等に対する取り組みとして、課題先進地域としての特性や、魅力的な観光資源や特産品を活用。
全国の学生が参加できる「離島教育プログラム」を外部有識者とともに共同で企画開発していくとしている。
20171210角川ドワンゴ学園

同高校では、2016年4月の開校当初より、全国の地方自治体と連携し、職業体験プログラムやプロジェクト学習の開発、実施をしてきた(2016年度は15地域で実施)。

今回、五島市と取り組む同プログラムでは、中高生から大学生を対象に、他者と協同するスキル、創造的思考や論理的思考のスキルを身につけられるプログラムを目指し、五島の特性を活用したワークショップや、現地を訪れるスタディツアー、長期滞在するインターンシッププログラムなどで構成する予定だという。

なお、同プログラムの実施にあたっては、当初は同高校の生徒を中心に参加を呼びかけ、参加者の学生や外部有識者、同市からのフィードバックをもとにプログラムの改善を図り、同高校に所属していない他の中高生、大学生の参加へと拡充する予定。

今回の五島市や他の地域と連携したプログラム開発により、他の離島、中山間地域のような地域でも導入可能なモデルケースづくりを目指し、将来的には若年層と地方の交流拡大、移住定住につなげていきたいとしている。