【ニュース】 ミサワホームグループ、京都・嵐山で既存の賃貸マンションを宿泊施設にリノベーション、一括借上で運営を開始 京都府京都市

2017.12.07
ミサワホームグループは、ミサワホーム近畿株式会社(大阪市北区、横田純夫社長)が大規模リノベーションを行い、ミサワホーム不動産株式会社(東京都新宿区、岡村康晴社長)が一括借上して運営を手掛ける宿泊施設「リバーサイド嵐山」(京都市西京区)を竣工、今月より運営を開始する。

ミサワホーム近畿は、立地特性や周辺環境、市場ニーズなど幅広い観点から、オーナーが保有する資産の価値を最大化する提案を行ってきた。
今回の同物件は、京都・嵐山で築32年・46室の賃貸マンションを保有する土地オーナーから、同社が建物の有効活用について相談を受けたもの。
周辺には有名な観光名所が複数存在し、日本人だけでなく外国人宿泊客も含めた旺盛な観光需要が見込めることから、大規模リノベーションによる宿泊施設(簡易宿所)への用途変更を提案した。
20171207ミサワホーム

実施した大規模リノベーションでは、46室のワンルームをゆとりある広さの23室の客室に一新し、新たにフロントを設置。
エレベーターの新設や段差解消工事のほか、近隣への配慮として目隠しフェンス、騒音防止用の床仕上げ材の設置などを行った。

なお、賃貸管理事業・不動産仲介事業・不動産開発事業を手掛けるミサワホーム不動産は、事業領域の拡大を目指し、宿泊事業への取り組みを図っている。
今回、ミサワホーム不動産が賃貸管理の一環として宿泊施設の一括借上を初めて実施し、直接運営にも携わることで、ミサワホームグループが宿泊施設の企画から設計・施工、運営までをワンストップで対応することが可能となった。
運営にあたっては、英語・中国語・韓国語に対応できるフロントスタッフの24時間常駐を実現したという。

「リバーサイド嵐山」の所在地は京都市西京区嵐山中尾下町9番地・10番地・11番地。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・3階建。
建築時期は1985年。