【ニュース】 老舗旅館の龍名館、約100年ぶりに用地を取得、新ブランド「1899」のホテルを港区新橋で2018年12月1日に開業 東京都港区

2017.12.05
創業120年超の老舗旅館を経営する株式会社龍名館(東京都千代田区、浜田敏男社長)は、東京都港区新橋で約100年ぶりに用地を取得、「ホテル 1899(イチハチキュウキュウ)東京」を2018年12月1日に開業する。

同ホテルは、「お茶」をテーマに、日本らしさを打ち出した宿泊特化型のホテル。
ホテル名の「1899」は、同社が旅館を創業した1899年を冠したブランドで、今回発表した同ホテルは、同ブランドの第1号ホテルとなる。

用地代を含む初期投資額は約35億円。
年間2万組の宿泊を想定しており、2019年度は4億円の売り上げを目指す。
運営は新ホテルのために設立した同社100%出資の子会社「株式会社1899 ホスピタリティ」が行う。
20171205龍名館

同ホテルでは、約370㎡の敷地内に、地上9階建てのビル(延べ床面積約2,400㎡)を新築。

客室数は63室で、「茶屋をイメージした庵(いおり)」をデザインコンセプトにした4種類のデザイナーズルームを用意する。
客室タイプはダブルとツインルーム(2人1室タイプ)のみで、宿泊料金は1泊税込2万3,000円~4万5,000円を想定。

1階には、お茶を使った料理とスイーツを提供するレストラン兼デリカテッセンをオープン、2階にフロントを設け、3階以上を客室とする。
フロントでは、日本茶を試飲できるカウンターを設けるほか、お茶関連の商品を販売するショップも併設するという。

国内利用(観光、ビジネス)のほか、訪日外国人もターゲットとし、開業に向け、経験者を含む約10人を採用する予定。

なお同社では、今後も新規出店を検討しており、「龍名館」と
「1899」の2ブランドのホテルを、関東・関西の主要都市で展開する方針。
また、2030年以降は、御茶ノ水の「ホテル龍名館お茶の水本店」ビルの全面建て替え構想もあるという。

「ホテル 1899 東京」の所在地は東京都港区新橋6丁目4番、交通はJR・東京メトロ・都営地下鉄・ゆりかもめ「新橋」駅より徒歩9分など。