【ニュース】 JTB西日本と琵琶湖汽船、琵琶湖疏水を巡る通船の本格運航を平成30年3月28日より67年振りに開始 京都府京都市

2017.11.24
株式会社JTB西日本(大阪市中央区、光山清秀社長)と琵琶湖汽船株式会社(滋賀県大津市、川戸良幸社長)は、琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会(事務局:京都市観光協会、長谷川淳一会長)より「琵琶湖疏水通船本格運航に係る運営業務」を受託、平成30年3月28日より琵琶湖疏水を巡る通船の運航を67年振りに開始する。

琵琶湖疏水とは、琵琶湖の水を京都に引くためにつくられた人工運河。
明治維新後、衰退の一途を辿り始めた京都のまちを活性化するため、今から127年前(明治23年)に建設された。
完成後は、舟運や水力発電の活用などにより、京都のまちに活力をもたらしたが、陸運の発達により、昭和26年を最後に舟運はその姿を消している。

京都市では、明治元年から150年の節目(平成30年)に、「明治
150年・京都の奇跡プロジェクト」を始動。
150年前の1868年、日本が明治維新を迎え、近代国家への歩みを踏み出した一方で、京都はかつての都の地位を失い、人口の3分の1が減少するなど、大きな危機に直面した。
この困難に対し、京都の先人は、琵琶湖疏水の建設や日本初の水力発電所(蹴上発電所)に代表される先進的な取り組みに挑戦、今日の発展の礎を築いてきたという。

「琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会」は、かつての疏水で運航されていた通船を観光船として復活させるために設立された協議会。
明治維新から150年の節目となる平成30年春に本格運航が開始されることになったという。

船舶運航の実施期間は平成30年3月28日~11月28日(82日営業運航)。
平成30年3月28日にはテープカットセレモニーを実施する。
初日は抽選で選ばれた「琵琶湖疏水通船復活応援寄付金」(ふるさと納税)納付者が乗船予定、一般客の乗船は3月29日より開始。
予約受付は平成30年2月1日より「びわ湖疏水船受付事務局」
(JTB西日本京都支店内)で開始する。