【ニュース】 オークラニッコーホテルマネジメント、「ホテルJALシティ札幌 中島公園」を2019年に開業、広めの客室に先端のデジタル機器を標準装備し、館内に温浴施設を完備 北海道札幌市

2017.09.07
株式会社ホテルオークラ(東京都港区、荻田敏宏社長)の子会社でホテル運営会社の株式会社オークラニッコーホテルマネジメント(東京都品川区、マルセル・ファン・アルスト社長)は、ホテル経営会社の合同会社札幌NKマネジメント(東京都千代田区)と、「ホテルJALシティ札幌中島公園」(札幌市中央区、2019年開業予定)に関する運営管理契約を8月31日に締結したと発表した。

同ホテルの施設開発はミサワホーム株式会社(東京都新宿区、磯貝匡志社長)が出資する合同会社札幌NK開発が行い、札幌NK開発から委託を受けたオリックス不動産投資顧問株式会社(東京都港区、北村達也社長)がアセットマネジメント業務とプロジェクトマネジメント業務を行う。

同ホテルは中島公園・すすきのエリアに位置し、札幌駅から市営地下鉄で3駅・約5分の中島公園駅より至近。
北海道随一の繁華街として知られるすすきのも徒歩圏内で、ビジネスにも観光にも恵まれた立地だとしている。
平均客室面積は25㎡、総客室数は211室、オールデイダイニング、温浴施設とスパラウンジを有する宿泊主体型のホテルを予定しているという。
20170907ホテルJALシティ札幌中島公園

北海道は、国内からの観光需要に加え、東京・大阪に次いで訪日外国人旅行者の宿泊数が多く、2016年には世界最大の旅行ガイドブックとして知られる「ロンリープラネット」(出版元:ロンリープラネット社)で、アジアで訪れるべき地域第1位に選ばれている。
海外からの注目が集まる中で、札幌市へのインバウンド需要も年々高まっており、2016年度の訪札外国人宿泊者数は前年比9.2%増の209万3,000人となり、5年連続で過去最多を更新した。
新鮮な魚介類をはじめとした美食の宝庫であることや、四季折々美しい姿を見せる定山渓など雄大な自然が身近なことも札幌の魅力で、自国にはない非日常を体験できる場として、今後ますます需要の拡大が見込まれるという。

同ホテルのメインターゲットは、20代後半から40代前半の国内外の宿泊客。
シンプルかつモダンな空間で、限られた時間を有効に、有意義に過ごしたいという、時代の変化に敏感な層のニーズを実現するとしている。

先端のデジタル機器を標準装備とし、クイーンサイズベッドとハリウッドツインベッドの2タイプの標準客室面積は21~28㎡と、従来のホテルJALシティより広めの間取りとした。
やや広い間取りに先端デジタル機器を標準装備するコンセプトは「ホテルJALシティ名古屋錦」(2019年開業)に続き2軒目となるが、同ホテルは札幌という立地を踏まえ、初となる温浴施設を完備、内湯の他に男性はサウナ、女性はジャグジーを用意するという。

ホテルJALシティ札幌中島公園の建設予定地は札幌市中央区南8条西3丁目1-25、交通は札幌市営地下鉄南北線「中島公園」駅より徒歩3分。
延床面積は9,219.21㎡、階数は13階。
客室数は211室。
館内施設はオールデイダイニング、温浴施設など。