【ニュース】 ミズノ、神奈川県住宅供給公社と協定を締結、新しいウォーキングなどで入居者の健康寿命延伸を目指す 神奈川県横浜市

2017.06.20
美津濃株式会社(大阪市住之江区、水野明人社長)は6月19日、神奈川県住宅供給公社(横浜市中区、猪股篤雄理事長)と、同公社物件入居者の「生涯自立」=健康寿命延伸を目的として、連携・協力に関する協定を締結した。

今回の協定締結により、同社は、同公社が経営するヴィンテージ・ヴィラなどの賃貸住宅入居者に対し、高齢世代の運動機能の維持・向上、介護を必要としない体づくりの指導などを行う。
これまで同社が培ってきたスポーツのノウハウを、「モノ」「コト」の両面で入居者に提供するという。

同公社が掲げるコンセプト「生涯自立」を実現するためのキーワードは、「食」「運動」「生きがい」の3つ。

このうち、同社が取り組むのは「運動」で、取組みの第一弾では、「歩数」と「歩く速度」に着目した新しいウォーキングを導入する。
この新しい歩き方の提案により、「寝たきり」「うつ病」「認知症」を予防し、入居者の健康寿命を延伸するという。

健康寿命をのばす歩き方を提唱する青栁幸利博士(東京都健康長寿医療センター)の理論によると、病気の予防には、1日当たりの適度な歩数と、中強度の負荷がかかる速度を満たした活動時間が重要だとされている。
そこで同社は、青栁博士監修のもと、歩いた距離や活動量をわかりやすく「みえる化」できる「活動量計」を開発。
これに通信機能を付加することにより、入居者の活動量を施設スタッフが適時データで把握し、運動や生活習慣の指導が可能になるとしている。