【ニュース】 JR西日本と射水市、サクラマスの陸上養殖で連携協定、4月27日より市場調査を開始 富山県射水市

2017.04.17
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、来島達夫社長)と射水市は4月14日、「サクラマスの陸上養殖における連携に関する協定」を締結した。
同社ではこれまでにも、地下海水を使って陸上養殖した高付加価値マサバ「お嬢サバ」と、高付加価値カキ「オイスターぼんぼん」を手掛けており、今回の協定はその取り組みに続くもの。

同市は、かつて富山県の名産品「ます寿司」に多く使われていたサクラマスを復活させ、サクラマスを活用した産業振興による地域活性化を目指している。
市内の養殖事業者と連携し、庄川の伏流水と富山湾の水深100mから汲み上げた海水を使用、陸上で養殖することにより、寄生虫が付きにくく新鮮なまま生で食べられる高付加価値サクラマスの陸上養殖に取り組んでいるという。

「サクラマスの陸上養殖における連携に関する協定」の目的は、サクラマスの陸上養殖の推進と地域活性化および水産業振興に向けた相互協力。
両者は今後、養殖・販売、マーケティング・ブランディング、プロモーションなどで協力する。

なお同社では、4月27日より、高付加価値サクラマスのニーズを探る市場調査を開始する予定。
市中の飲食店などと提携し、本サクラマスの特長を生かした提供方法を試行することで、ニーズの把握を行う。
提供にあたっては、本サクラマスに新たなネーミングを付け、ブランド育成を図るほか、メディアとのタイアップやイベントへの参加などのプロモーション活動も行うという。