【ニュース】 弘前市など8自治体、ル・コルビュジエの弟子・前川國男の日本近代建築に大きな功績を残した前川建築をつなぐ「近代建築ツーリズムネットワーク」を始動 青森県弘前市

2017.01.30
弘前市はこのほど、ル・コルビュジエの弟子で日本の近代建築の旗手とされる前川國男の建築作品を文化交流拠点等として利活用している7自治体とともに、「近代建築ツーリズムネットワーク」を設立した。

国立西洋美術館をはじめとする「ル・コルビュジエの建築作品」の世界文化遺産登録を契機とし、前川建築の公開・開放、各地域が持つノウハウ・ツールの共有や共同企画を通じて、国内の近代建築の観光資源化の促進と需要創造を図る。
20170130弘前市

2月1日には、前川國男の代表作品の一つである東京文化会館で、キックオフイベントとして8自治体の代表者が一堂に会し、近代建築(前川建築)の観光資源化への取組方針や活動のシンボルとなるロゴマーク等を発表する。
また、近代建築の研究者であり、その価値の伝道者でもある京都工芸繊維大学の松隈洋教授が、同活動へのエールを込めた講話を行う(一般の参加は不可)。

参加8自治体と主な作品は、埼玉県(埼玉会館、埼玉県立歴史と民俗の博物館)、東京都(東京文化会館、東京都美術館)、神奈川県(神奈川県立音楽堂、神奈川県立図書館)、岡山県(岡山県庁舎、林原美術館)、熊本県(熊本県立劇場、熊本県立美術館)、新潟市(新潟市美術館)、福岡市(福岡市美術館)、弘前市(弘前市民会館、木村産業研究所)。