【ニュース】 コスモスイニシア、市場に事例が少ない「暮らすように滞在する」アパートメントホテル開発に着手、訪日外国人旅行者のニーズに対応 東京都港区
2017.01.25
株式会社コスモスイニシア(東京都港区、高木嘉幸社長)は、都市部の宿泊施設としては事例が少ない「暮らすように滞在する」ことが可能なアパートメントホテルの開発と運営事業を開始する。
東京と京都で既に6棟のプロジェクト用地を取得済で、5棟は2018年に開業予定だという。
同事業は、同社が40年以上手がけてきた分譲マンション供給の建築ノウハウを活かしたもの。
東京・京都・大阪エリアのターミナル駅周辺等、交通利便性が高い立地で、客室数40室程度の比較的小規模なものから事業化する。
4名以上でも快適に過ごせる、1室40㎡程度の客室を中心とし、寝室とリビング・ダイニング空間を全室に確保するという。
また、暮らすように滞在することが可能な、ミニキッチンと食器及び調理器具を常備。
客室は「和」を意識したデザインとする。
同社によると、訪日外国人旅行者が増加を続ける中、ホテルの新設が急増しているが、3~5名程度のファミリー・グループ旅行者が快適に中長期滞在することが可能な宿泊施設(海外の主要観光都市などでは一般的)は、未だ数が少ないという。
同社が提供するアパートメントホテルでは、客室数40室程度の比較的小規模なものから取り組む。
訪日外国人旅行者の中でも、家族やグループなど多人数で旅行する人々をメインターゲットと捉え、住宅供給でのデザインノウハウを取り入れ、4名以上でも快適に過ごせる客室空間(1室40㎡程度)を基本価値として提供する。
客室は基本的に「和」を意識したデザインとし、寝室とリビング・ダイニング空間を全室に確保、より自由な滞在を可能にするため、客室内にミニキッチン・食器・調理器具を常備し、施設内にはランドリールームも設ける予定だという。
また、スマートフォンとの連携によるホテル周辺の飲食店や主要観光スポットのスムーズな情報提供等、IOT技術の積極的な導入による効果的なホテルサービスの実現も目指す。
今後は、自社の新築開発による事業展開と併せて、コンバージョンによる既存不動産の再生や、地主の土地有効活用としてのホテル事業の提案も行っていく予定だという。