【ニュース】 せとうちホールディングスなど、今年秋就航予定の宿泊型のラグジュアリー船「guntû(ガンツウ)」の概要を発表、販売価格は1泊1室30万円~ 広島県尾道市
2017.01.17
株式会社せとうちホールディングス(広島県尾道市、岡田寿介社長)は1月16日、今年秋に就航予定の新造船「guntû(ガンツウ)」の概要と事業内容、今後の予定について発表した。
同船は、常石造船株式会社(広島県福山市、河野健二社長)が建造し、株式会社せとうちクルーズ(広島県尾道市、城暁男社長)が船舶を保有・運航するもの。
予約販売は株式会社せとうちクリエイティブ&トラベル(東京都千代田区、白井良邦社長)が行う。
船のコンセプトは「せとうちに浮かぶ、小さな宿」。
尾道市にあるベラビスタマリーナを出発・帰港地とし、瀬戸内海沿岸の景勝地を周遊する宿泊型の小型客船で、屋根瓦のある瀬戸内の風景に溶け込むように設置された屋根と、海の色にあわせて変化するシルバーの船体が特徴だという。
同船は日本(尾道)船籍で、全長81.2m・全幅13.75m・深さ4.4m・喫水-2.4m。
総トン数3,200トンで、巡航速度10ノット。
乗客数は38名、乗組員数は46名、客室は19室。
船内施設には、展望デッキ・屋外暖炉・屋外バー・縁側・喫茶・バー・寿司カウンター・炭焼き台・ショップ・ラウンジ・ジム・ボディケア(エステ)・大浴場・サウナ・テンダーボート(2艇)がある。
テラスも兼ね備えた全室オーシャンビューの客室は50~95㎡で、木材を多用した素足で寛げる空間とし、壁や天井にはアルダー、床にはタモ材を使用。
3階の共有スペースに設けられた縁側やデッキには檜や栗材を使用した。
提供する食事には、「旬を味方に旬を食す」をテーマに、瀬戸内の旬の食材を贅沢に使用。
和食以外に、オールデイダイニングで楽しめる洋食やスイーツ、寿司バーなども用意する予定だという。
航路は、ベラビスタマリーナを出発・帰港地とし、季節に応じた数種類のルートを予定しており、港に着岸せず、瀬戸内海各所を錨泊(びょうはく)しながら運航する。
航路線上にある島々には小型船(テンダーボート)で乗船客を案内するという。
販売価格は1泊1室が50㎡の客室で30万円~、95㎡の客室が80万円~(何れも予定)。
料金には船内での飲食、アクティビティなどが含まれる。
泊数は1~3泊(予定)で、予約開始は3月下旬(予定)、予約は東京・帝国ホテル内にオープンする「guntû Gallery(ガンツウギャラリー)」での店頭予約と電話のみで受付ける。