【ニュース】 フレグランスジャーナル社、新刊「フードツーリズムのすすめ スローライフを楽しむために」を発刊、消費者視点で考える「食」を通じた地域の創り方を提案 東京都千代田区

2016.12.21
有限会社フレグランスジャーナル社(東京都千代田区、宇野浩一代表)はこのほど、「食」と「地方活性化」を考える新刊「フードツーリズムのすすめ スローライフを楽しむために」(定価:1,800円+税)を発刊した。

著者の菊地俊夫(きくちとしお)氏は、首都大学東京都市環境化学研究科教授、理学博士。
専門は農業・農村地理学、観光地理学、自然ツーリズム学。
大学と大学院では、農業・農村の持続性や農村空間の商品化、フードツーリズムや環境資源の適正利用などの研究と教育を行っている。
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一般的に「フードツーリズム」とは、その土地にある「食」を求めて旅すること、あるいはその土地にある「食」を中心とした観光プログラムを構築することされているが、著者の菊地氏は、「はじめに」の中で、「フードツーリズムは『食』に関わる『歩く』『見る』『聞く』『食べる』『体験する』の総合的な観光の形である」と提唱。
「その土地でしか作ることができない農産物やその場所でしか取れない水産物だからこそ味わってみたい」「そこで暮らす人々と触れ合い、その土地でしか味わえない食文化を共有したい」との思いから、人は「おいしい」を求めてその土地まで足を運ぶとしている。

同書では、フードツーリズムやフードシステムの基本的な考え方から、安心安全な食材として有機農産物についての解説、著者が実際に見て聞いて味わった世界のフードツーリズムの実例などを紹介する。
「おいしい」を求める「フードツーリズム」は今、まちづくりや農業再生の点からも注目されており、ヒトを元気にするまちづくりや地域活性化のヒントになるはずだという。

「フードツーリズムのすすめ スローライフを楽しむために」(菊地俊夫著)はB6判・180頁、ISBN 978-4-89479-280-7。
定価は本体1,800円+税。