【ニュース】 ゼンリン、宿泊施設に特化した多言語デジタルサイネージソリューションを提供、サンシャインシティプリンスホテルなどで試行導入 福岡県北九州市

2016.12.08
株式会社ゼンリン(北九州市戸畑区、高山善司社長)はこのほど、宿泊施設向けに特化した多言語デジタルサイネージソリューションの提供を開始した。

同ソリューションは、宿泊施設に設置することで、外国人宿泊客が自ら周辺情報などを入手できる環境の構築が可能になるというもの。
株式会社プリンスホテル(東京都豊島区、赤坂茂好社長)が運営するサンシャインシティプリンスホテル(東京都豊島区)と苗場プリンスホテル
(新潟県湯沢町)で、2016年12月~2017年3月末まで試行導入する。
20161208ゼンリン

観光地や大都市の宿泊施設では現在、訪日外国人の宿泊客が急増しており、外国語による周辺施設や観光施設の情報提供の必要性が高まっている。

同ソリューションでは、多言語による周辺地図・観光案内・乗換案内・天気予報・館内情報に加え、二次元バーコードによるスマートフォン連携機能など、宿泊施設に特化した情報コンテンツを搭載。
各コンテンツは、英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語に切り替え可能で、日本語と併記される。

宿泊施設は、同ソリューションを導入することで、外国人宿泊客が自ら情報を入手できる環境を提供し、宿泊客の満足度を向上させると共に、スタッフによる外国人宿泊客への対応業務の低減も可能になるという。

今回、試行導入するサンシャインシティプリンスホテルでは、プリンスホテルの中でも外国人宿泊客の割合が高く、同ソリューションによる宿泊客の満足度向上を期待。
また、苗場プリンスホテルでは、合計4棟に及ぶ広大な施設を有することから、宿泊客が快適に館内を回遊できる環境づくりを目指す。
ゼンリンでは、今回の試行導入で効果を検証し、宿泊施設への導入拡大を推進していくとしている。