【ニュース】 横浜八景島、台湾で水族館事業を日本企業として初展開、日本で培った「水族館運営ノウハウ」を海外で活用 神奈川県横浜市

2016.11.30
西武グループの株式会社横浜八景島(横浜市金沢区、布留川信行社長)は、国泰人寿保険股イ分有限公司(台湾・台北市、熊明河総経理)が進める大規模開発エリア「高速鉄路桃園駅特定区産業専用区」(台湾・桃園市、高鉄桃園駅前開発地区)で、日本の水族館事業社として初となる水族館事業を直営で展開する。
初年度目標入館者数は160万人。

西武グループでは、プリンスホテルが台湾でホテル事業を展開するほか、持ち株会社の西武ホールディングスも台湾鉄路管理局と包括的事業連携に関する友好協定を締結するなど、極めて重要な地域と捉えている。

今回横浜八景島が展開する水族館は、台湾の国家プロジェクトのフラッグシップ計画「桃園エアトロポリス計画」の一環として、国泰人寿が進める大規模開発エリア「高鉄桃園駅前開発地区」に位置する重要な事業。
同開発エリアでは、アウトレットモールを中心に、ホテル・シネマコンプレックス・オフィスなどの開発を進めており、既に2015年12月にはアウトレットモールの第一期部分が開業、2016年12月には第二期部分が開業する予定となっている。

同水族館は、多種多様な生物たちの生態展示と、世界最先端のテクノロジー、エンターテインメント、ホスピタリティなどを融合した「次世代型水族館」。
全く新しい水族館を演出し、台湾の人々に感動を届ける都市型水族館として、2020年1月の開業を予定している。
台湾と世界の豊かな自然環境、生物多様性を再現し、自然の姿を映し出すほか、台湾と日本の友好の架け橋になる水族館を目指すという。

さらに、日本国内の西武グループ各施設への誘客活動として、プリンスホテルの台湾内での営業拠点と連携をはかり、プロモーション活動も積極的に展開する。

「桃園水族館(仮称)」の所在地は台湾桃園市中青昇段462、462-1。
土地面積は7,378㎡、建物延床面積は1万4,817㎡
建物は地上3階地下2階。
水量は約3,000トン。
開業日は2020年1月(予定)。