【ニュース】 三菱地所、ホークスタウンモール跡地で大規模商業施設と分譲タワーマンション2棟を建設する複合再開発を始動 福岡県福岡市

2016.10.31
三菱地所株式会社(東京都千代田区、杉山博孝社長)は10月28日、ホークスタウンモール跡地(福岡市中央区)で、大規模商業施設と分譲タワーマンション2棟を建設する複合再開発を始動すると発表した。
同事業の始動は、福岡市や関係各所との協議が整ったことによるもの。

同計画では、福岡ヤフオク!ドームやヒルトン福岡シーホークに隣接する約5.4万㎡の敷地に、延床面積約12.5万㎡の天神以西で最大規模となる商業施設と、三菱地所レジデンス株式会社によるタワーマンション2棟で構成する複合開発を推進。
同市の新たな賑わいの拠点となるランドマークを目指す。

商業施設は、同社の旗艦商業施設ブランド「MARK IS(マークイズ)」を予定しており、豊富な商圏人口を背景に、上質な日常を実現するモノやサービスに加え、エンターテイメント機能を盛り込み、居心地のよい空間を備えた施設を計画。
なお、映画館「ユナイテッド・シネマ福岡」と同市に不足しているホール機能を維持するため、ライブハウス「Zepp福岡」と再出店について基本的な合意に至ったという。
20161031三菱地所

同計画では、分譲マンションの完成に先立ち商業施設を開業させ、購入希望者が周辺状況を確認した上で購入できるようにする。

さらに、エリアの交通環境改善に向け、同市や関係各所と協議の上、自動車動線と分離して安全な歩行者動線を確保するとともに、バス乗り場等の整備による公共交通機関の利便性向上と、商業施設駐車場での料金設定の工夫や、周辺道路の交差点改良による渋滞緩和など、万全の対策を講じるという。

全体街区の所在地は福岡市中央区地行浜2丁目2番1。
敷地面積は約5万4,400㎡。

商業施設棟の敷地面積は約4万2,300㎡。
構造は鉄骨造一部鉄筋コンクリート造、規模は地上4階塔屋1階(本体棟)・地上8階(アネックス棟)。
延床面積は約12万5,000㎡、賃貸面積は約4万8,000㎡。
店舗数は約150~200店舗、駐車台数は約1,300台。
2017年度上期着工、2018年度下期開業予定。

共同住宅棟の敷地面積は約1万2,100㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・地上28階地下1階塔屋2階。
延床面積は約7万2,300㎡(2棟合計)。
総戸数は578戸。
I期棟は2017年度下期着工・2019年度下期竣工、II期棟2018年度下期着工・2020年度下期竣工の予定。