【ニュース】 東急不動産と羽衣駅前地区市街地再開発組合、大阪府より権利変換計画認可、地上23階建・145戸の住宅と商業施設と一体開発 大阪府高石市

2016.10.13
東急不動産株式会社(東京都港区、植村仁社長)は、同社が参画する羽衣駅前地区市街地再開発組合(呉松恒男理事長)が、施行中の「羽衣駅前地区第一種市街地再開発事業」(大阪府高石市)で、大阪府より権利変換計画の認可を10月11日に受けたと発表した。
今後、同事業では地上23階建・145戸の住宅と商業施設と一体開発する。

羽衣駅地区は、高石市の北部に位置し、南海本線・JR羽衣線の乗換結節点となっているエリア。
同市の玄関口としての役割を担う一方、同市が2013年2月に実施した住民アンケートでは、道路混雑や駐車場・生活利便施設不足等の問題が明らかになっていたという。
また当該エリアは、重点整備地区に指定されていることもあり、1996年の都市計画決定以来、周辺環境の改善が求められていた。
20161013東急不動産

同再開発事業は、2012年の組合設立以来、「南海本線・高師浜線連続立体事業」に伴う新駅舎の整備や南海本線の高架化、「羽衣駅前地区市街地再開発事業」実施による駅前広場及び周回道路、南海「羽衣」駅・JR「東羽衣」駅間の連絡デッキ整備など、公共整備と合わせて計画されてきた。
2014年3月には東急不動産が再開発組合と住宅参加組合員協定書を締結、権利変換計画を策定した上で、今回の認可に至ったという。

同事業では、連絡デッキ整備により、南海「羽衣」駅とJR「東羽衣」駅の両駅から直接アクセスを実現するなど、交通結節点としての機能を最大限活かした市街地の形成を図っていくとしている。

「羽衣駅前地区第一種市街地再開発事業」の所在地は大阪府高石市東羽衣3丁目他。
敷地面積は2,151.51㎡・延床面積は1万8,113.86㎡、専有面積は
1万949.35㎡。
建物用途は共同住宅・商業施設・駐車場。
計画戸数は145戸。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・地上23階地下1階。
着工は2017年3月(予定)、販売開始は2017年秋頃(予定)、竣工は
2019年夏頃(予定)。