【ニュース】 パソナなど、宮城県南4市9町でインバウンド観光振興を図る日本版DMO設立に向け、「宮城県南DMO形成業務」の事業運営を開始 宮城県丸森町

2016.10.04
株式会社パソナ(東京都千代田区、佐藤司社長)と株式会社VISIT東北(仙台市青葉区、齊藤良太代表)は10月3日、宮城県南4市9町のインバウンド観光振興による地方創生を目指す日本版DMOの設立に向け、「宮城県南DMO形成業務」の事業運営を開始した。

同事業は、地域の観光評価データの収集・分析、観光産業人材の育成、インバウンド受入れ体制整備等を実施するもの。
宮城県南4市9町は、丸森町・亘理町・岩沼市・角田市・白石市・名取市・大河原町・川崎町・蔵王町・七ヶ宿町・柴田町・村田町・山元町。

4市9町のうち、単独自治体でのインバウンド観光振興に課題を抱えていた丸森町は、丸森町を含む宮城県南4市9町のインバウンド観光振興による地方創生を目的とした「日本版DMO」を2017年度に設立予定。
複数自治体が一致団結し、地域産業の維持拡大を目指している。

今回パソナは、丸森町より「宮城県南DMO形成事業」を受託、パソナグループで東北のインバウンド観光開発・プロモーション事業を展開する
VISIT東北と運営を行う。
また、丸森町に本社を置き、インバウンド観光客向けの滞在コンテンツ開発に取り組む株式会社侍(太見洋介代表)、観光人材・観光経営コンサルティング事業を行う有限会社地方創発計画(東京都杉並区、小平伸二社長)とも連携しながら、観光振興に向けた基盤形成を目指していくという。

「宮城県南DMO形成業務」の実施期間は2016年9月30日~2017年3月24日。
内容は宮城県南(丸森町、亘理町を含む4市9町)を中心としたインバウンド観光振興のための組織(日本版DMO)の設立に先立ち、観光振興による雇用創出や、基幹的産業である農業および関連する産業振興を推進し、地域経済の活性化を図るため、5つの事業を一体的に実施するというもの。
5つの事業は、DMO形成・初動運営人材派遣事業、DMO形成に向けた調査事業、DMO人材育成事業、滞在コンテンツ充実・強化事業、プロモーション強化事業。