【ニュース】 阪急阪神ホテルズ、六甲山ホテルの事業を八光自動車工業に譲渡、ホテル旧館は保存 兵庫県神戸市

2016.08.26
阪急阪神ホールディングスグループでホテル事業を展開する株式会社阪急阪神ホテルズ(大阪市北区、藤本和秀社長)は8月25日、六甲山ホテルの事業を八光(はっこう)自動車工業株式会社(大阪市阿倍野区、池田淳八代表)に譲渡する契約を締結した。

同ホテルは、施設の老朽化と耐震上の問題から、昨年12月にホテル旧館等を閉鎖、本館などで規模を縮小して営業を行っている。
今回、阪急阪神ホテルズに対し、八光自動車工業よりホテル旧館の保存等を前提にした開発案(譲り受け)の申し出があったことから、両社間で協議した結果、10月3日に譲渡することで合意に至ったという。

今後は、10月3日に阪急阪神ホテルズが新設分割により新会社を設
立。
阪急阪神ホテルズが保有する六甲山ホテルの資産(同ホテルの本館・旧館等の土地・建物)と営業に係る各種許認可を新会社に承継したうえで、新会社の全株式を八光自動車工業に譲渡する。
なお同日以降も、八光自動車工業による開発協議が調うまで(2017年12月末を目途)の間は、阪急阪神ホテルズが同ホテルの運営を受託し、これまでどおり営業を継続するとしている。

六甲山ホテルの所在地は神戸市灘区六甲山町南六甲1034。
開業日は1929年7月10日。
客室は45室(本館)、料飲施設は4ヶ所、宴会場3ヶ所。