【ニュース】 エンルート、大分県と大分市の協力を得てドローンの研究施設などを開設、海洋ドローンなどで無人機の実用化研究を推進 大分県大分市

2016.08.08
株式会社エンルート(埼玉県ふじみ野市、伊豆智幸代表)は、大分県と大分市の協力により、ドローンの研究所を大分市に開設する。

同研究所では、飛行ドローンの自律制御技術を、無人艇や無人車両に応用。
漁業支援、水難救助、害獣対策、山間部・離島への物流などに活用できるよう、社会適用試験を中心に機材や運用方法の研究開発を進めるとしている。

同社では、飛行ドローンの自律制御技術と運用経験を生かし、無人走行艇、無人車両等の開発を進めており、機材の社会適用を検証する現場を模索していた。
こうした中、大分県と大分市が同社に積極的な協力、大分市に研究施設を開設する運びとなったという。

研究では、「海洋ドローン」と称する無人艇や、無人機のハイブリッドモデルなど、漁業や水難救助に適したモデルの試験を大分県沖で実施。
害獣対策用の無人車両の試験は山間部で行う予定としている。

研究員は、地元の漁業従事者や農業従事者と連携して研究開発を行うため、地元で採用。
あわせて、飛行ドローンや、産業用無人機材のオペレーションやプログラムを行う教習施設も開設する。