【ニュース】 i.JTBと早稲田大学など、伊香保温泉エリアの魅力発信プロジェクトを開始、ターゲットは香港・台湾居住の訪日外国人旅行者 群馬県渋川市

2016.08.04
JTBグループでe-コマース事業を手掛ける株式会社i.JTB(東京都品川区、鈴木雅己社長)は8月3日、早稲田大学の実践型産学連携プロジェクト「プロフェッショナルズ・ワークショップ」に参画し、学生や渋川伊香保温泉観光協会と共同で、伊香保温泉エリアの魅力発信を目的としたプロジェクトを開始した。

「プロフェッショナルズ・ワークショップ」とは、大学と企業・自治体と学生が協力しながら、企業・自治体が提示した課題に対して解決を目指し、取り組みを行うもの。
今回の同プロジェクトの目的は、訪日外国人向け旅行サイトである
「JAPANiCAN.com」を盛り上げるため、学生の視点から今後のサイト構築に関する新たな知見を得ること。
「JAPANiCAN.com」内で、学生の意見を取り入れた特集ページの掲載を目指す。

現在、訪日外国人旅行者が訪れる旅先は、東京・箱根・富士山・京都・大阪などを巡る「ゴールデンルート」が中心。
一方で、伊香保温泉は、都心から2時間程度でアクセスできるにも関わらず、訪日外国人旅行者の取り込みに課題を抱えているという。

同プロジェクトでは、香港・台湾居住の訪日外国人旅行者に対し、伊香保温泉周辺に眠っている魅力を、海外経験豊富な学生及び留学生の力で発見・発信していく予定。
プロジェクト前半では、旅行業界や訪日外国人旅行者の現状に関する講義を実施、講義後には3者共同で、現地周辺での聞き込み調査などのフィールドワークを実施する。
プロジェクト後半では、中間発表・現地での調査をもとにグループワークなどを通じて、「JAPANiCAN.com」に掲載する特集ページに関する最終発表に向けた準備を行う。
共同で作成した特集ページの公開は、2016年10月末を予定しているという。