2016.04.05
冠婚葬祭大手の株式会社ベルコ（兵庫県西宮市、齋藤斎代表）はこのほど、大阪難波の新歌舞伎座跡地（大阪市中央区）に、「ホテルロイヤルクラシック大阪（仮称）」を建設、今年6月に着工すると発表した。
開業は2019年10月の予定。

同ホテルは、隈研吾建築都市設計事務所が設計し、ベルコが運営を手掛ける、地下1階・地上19階の本格的なシティホテル。
低層部はこれまでの新歌舞伎座のファサードと屋根の一部を継承したデザインとし、長く難波の街に馴染んできた建築を保存する意匠とする。

館内には、計150室の客室のほか、レストランやラウンジ、5つのバンケットを配置。
2つのチャペル、フォトスタジオ、ブライダルサロンも設置する。


同ホテルの所在地は、大阪難波のランドマーク・新歌舞伎座跡地で、地下鉄「難波」駅とは地下1階にて接続する。

外装デザインについては、低層部は既存の新歌舞伎座のファサードと屋根の一部を継承したデザインとし、高層部はアルミルーバーを複数枚重ねた、繊細でダイナミックなファサードデザインを採用。

内装デザインは、1階エントランスロビーと2階レストラン・ラウンジは自然素材を多く使用した温かみのあるデザイン、3・7・8・9階バンケットはそれぞれが個性を持った壁・天井デザインのバンケットとする。
5階ウェイティングロビー、6階チャペルは復元部の意匠を内部に連続させ、復元した建物のデザインの感じられるように設計した。
11階ホテルラウンジ・レストランは様々な形状の勾配天井がある開放感のある空間とし、12～18階の客室は勾配の付いた天井で、中間層にいながらも屋根を感じられるような客室とする。
19階バーラウンジ・パーティルームは天井を高くとり、御堂筋側に大きく開いた開口を持った開放的な空間とし、同じく19階チャペル・アトリウムは自然光を多く取り入れ、和紙に包まれた、明るく温かみのあるデザインにするという。

ホテルロイヤルクラシック大阪の所在地は大阪市中央区難波4丁目
59-1（住居表示：大阪市中央区難波4丁目3番25）。
敷地面積は2,242.12㎡、延床面積は2万6,492.17㎡。
建物は地下1階・地上19階・塔屋1階。
客室はダブル（約30㎡）126室・ツイン（約25㎡）15室・スイート（約80㎡）9室の計150室。