【ニュース】 UR都市機構、夢を追いかけるワカモノたちを「団地」で応援する初の試み「URワカモノ応援プロジェクト」を始動、第1弾の白鷺団地では1年間家賃無料で暮らしを情報発信 大阪府堺市

2016.02.26
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)は、初の試みとなる「URワカモノ応援プロジェクト」を立ち上げる。
第1弾では、アーティスト・クリエイターの卵であるワカモノを対象に、白鷺団地(大阪府堺市)のPR活動を手伝うことで、1年間家賃を無料とする。
3月9日までWEBサイト上で応募受付中。

今回の同プロジェクトは、リノベーションによって新しく生まれ変わった団地を、「たくさんの若い世代に知ってもらいたい!」「若い世代のこれからの人生を応援したい!」という思いを実現するために実施するもの。
同法人では、築年数が古く住民の高齢化が進む団地に、若い世代にも住んでもらえるように、多世代共生による団地のコミュニティや周辺エリアの活性化に取り組んでおり、若い世代の人々にも快適に住めるよう、多くの団地で空室のリノベーションを行っている。

同プロジェクトは、ミュージシャンやデザイナー、イラストレーター、お笑い芸人など、一流のアーティスト・クリエイターを目指す若者たちが1年間無償で団地に住み、住居のPR活動を手伝い、「団地の活性化・再生」と「若者たちの夢の実現」を共に目指すプロジェクト。

プロジェクトの初年度となる今回は、2016年4月~2017年3月の期間、「大阪府堺市 白鷺団地 リノベーション住宅」で暮らしてもらう4名を募集する。

同住宅で暮らすこととなったワカモノたちには、団地での様子や得られた情報をSNSやブログを通じて発信してもらうほか、集会所で定期的に個展やライブを開催し、より楽しい団地ライフの手伝いをしてもらうとしている。
団地内でワカモノたちが作品を披露し、その場での団地住民との交流・ふれあいを通じて、ワカモノたちの「夢」のスタートアップ機会に満ち溢れた場にするとしている。

同プロジェクトを通じ、瑞々しい感性をもったアーティスト・クリエイターの卵であるワカモノたちの力を借り、高度経済成長・バブル期の象徴としてこれまで数多くの文化を発信してきた団地という場を、これまでとは全く異なる「文化・有機的なムーブメントが多数湧き起こる活気あるステージ」に進化させたいという。

スケジュールは、2月25日より募集開始、3月6日に現地でプロジェクト説明会、3月9日に募集締切、3月11日に1次選考合格者通知、3月17日・18日に2次選考面接、3月22日に最終合格者発表を予定。
応募先などは、「白鷺団地 ワカモノPJ」で検索。