【ニュース】 JR東日本、JR新宿駅の開発概要を発表、170mの複合ビル「JR新宿ミライナタワー」が2016年3月に完成 東京都新宿区

2015.09.03
東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、冨田哲郎社長)は9月2日、JR新宿駅の開発概要を発表した。

同計画によると、2016年春に新宿駅南側線路上空2階で新駅舎が完成。
新駅舎では、新たに改札を増やすとともに、店舗を配置し、利便性の向上を図る。

また、旧新南口駅舎跡地には、新宿の新たなランドマークとなる高さ約
170mの複合ビル「JR新宿ミライナタワー」が2016年3月に完成。
同ビルでは、オフィスや商業施設の他、文化・情報発信の拠点となる多目的ホール、屋外広場、保育所、クリニック等を展開、さまざまな人々が集い、回遊する新たな交流の場とすることで、新宿エリアの更なる賑わいの創出に寄与するとしている。

2020年頃の使用開始に向け工事を進めている新宿駅東西自由通路と合わせ、将来に向け、新宿駅周辺の魅力向上に貢献していくという。
20150903JR東日本

駅施設では、既設2ヵ所の改札に加え、東側に新たに改札を1ヵ所設
置、「JR新宿ミライナタワー」や駅東側地域へのアクセスの向上を図る。
駅構内には店舗を配置、「JR新宿ミライナタワー」の商業施設とともに株式会社ルミネが運営を行う。

新駅舎の南側には約2,000㎡の広場を整備。
線路上空より行き交う列車を眺めながら、憩い、集える空間づくりを行うほか、イベント等を定期的に開催し、賑わいの創出を目指す。

「JR新宿ミライナタワー」はオフィスを主用途とし、低層部の商業施設、線路上空部の文化施設等(多目的ホール、保育所等)で構成。
オフィスは株式会社ジェイアール東日本ビルディングが運営し、商業施設・文化施設等は株式会社ルミネが運営を行う。
商業施設の売上は、駅構内の店舗と合わせて約200億円を見込む。

JR新宿ミライナタワーの所在地は東京都新宿区新宿四丁目1番6号、東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目24番55号。
構造・規模は鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造・地上32階(建築基準法上33階)地下2階。
延床面積は約11万1,000㎡。
開業はオフィス・商業施設が2016年3月(予定)、文化施設等が2016年4月(予定)。